海外のひとり旅は一昨年のバルセロナに続いて2回目。
今回は、海外初出品となった、ニューヨークを拠点に活動している現代アーティストチーム「JCAT」のグループ展のレセプションへ参加する目的で渡米しました。

滞在期間が丸3日しかなかった為、今回は、自由の女神も遠くからチラ見、エンパイアステートビルから見る夜景も諦め、日中は地下鉄を駆使しつつも、ひたすら街を歩きまくり。メトロポリタン美術館やMoMAなどの王道をはじめ、ギャラリーや美術館巡りをしていました。

訪れた美術館やギャラリーの中で、私のお気に入りは、


・メトロポリタン美術館の分館 ザ・メット・ブロイヤー(The Met Breuer)

ホイットニー美術館

どちらも現代アートが中心の展示。ゆったりした空間の中に、絵画だけではなく、映像やサウンドとの融合作品などもあり、幅広いジャンルの作品が展示されています。一つ一つの作品をじっくりと見ることが出来るので、ジャンルの振り幅の広さに頭がついて行かない…ということがなく、とても心地良く鑑賞できました。

現代アート初心者の私にとって「なんじゃこりゃ!」「よく分からん!」という作品が多い中、眉間にシワが寄るような分かりにくさではなく、「どうしてこういうの作ったんだろう?」という作者への興味をそそられる作品が多くて、自然と前のめりな気持ちで見られたのが良かったなぁ。

 

また、王道の作品が見られるギャラリーとして良かったのは、チェルシーにあるTaglialatella Galleries
気軽に入れる雰囲気のあるギャラリーで、アンディ・ウォーホルやバスキア、キースヘリングなどの作品が一気に見られたのは贅沢の極み!ゲームキャラクターをモチーフにしたINVADERの作品も、私たち世代には親しみやすかったです。

夜は、ライブ好きな血が騒ぎ、「The Killers」のライブと、ブロードウェイで「ライオンキング」を鑑賞しました。

The Killersのライブが開催されたのは、ブルックリンにある「バークレーセンター」という、日本で言うと「横浜アリーナ<さいたまスーパーアリーナ」くらいの広さの会場。

「ライブ前にビールを買う」というルーチン作業をこなしているうちに、

「あれ、ここ横アリ?」

と錯覚してしまいそうでしたが、ボーカルのBrandonが素敵すぎたのはもちろん、初期曲が大好きだった私にとっては、会場で盛り上がる曲と私の好みの曲が一緒で、

「何だー、Youたち好きなの一緒じゃーん!」

という安心感を持ちながら鑑賞。今のところ、来日する雰囲気が無いのが残念ですが、ニューヨーカーと好きな曲のツボが同じだった喜びでにんまりしながら帰路に着きました。

「ライオンキング」は、予めストーリーをふんわり把握していたので、英語が分からなくても堪能できました。動物の繊細な動きと素晴らしい歌声、オーケストラの生音の醍醐味、一つ一つのクオリティの高さたるや!初ブロードウェイをライオンキングにして良かったです。

そして、驚いたのが、ブロードウェイの街の賑わい。

毎日夜8時にわらわらと人が集まり、どこの劇場もほぼ満杯に埋まるという環境。ライブハウスやバーでやっているライブやコメディショーは、夜10時過ぎにやっていることも多いので、何なら、ミュージカルが終わってからのハシゴも出来る!生でエンターテインメントを楽しむことが日常に浸透している土壌というか、素地がそもそも違うことに圧倒されました。

 

NY滞在最終日は、いよいよグループ展のレセプションへ。感想等々はこちら