「字って何カ月で上手になるんですか?」その答えは?~美文字になるための方程式

これは、度々単発レッスンにいらした方から聞かれる質問です。

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その質問に対して、私は、身も蓋もないかもしれませんが、

「人それぞれですね(ニコッ)」

と答えます。

例えば。

野球選手が素振りの練習を毎日100回しても、全員が1ヵ月後の試合で皆同じ結果を出せるとは限りません。

結果の差は、それまでの経験値や相手投手のスキルに影響されるところもあると思いますが、練習で大切なのは100回という回数ではなく、100回の内容の濃さ。
練習の内容を濃くするために必要なことは、以下のようなことじゃないかと思います。

正しいフォームを学ぶ

ただ100回闇雲にバットを振るよりは、まず基本の形を学び、その後、その人の体格やクセによって、フォームを微調整していった方が上達は早いでしょう。そのためには、選手の特性を見極めて伸ばすための適切な指導ができる指導者・コーチが必要です。

打席に立った気持ちで練習する

素振りは当然、打席に立った時に活躍するための練習なので、100回という数だけが目的になってはいけません。
どの世界でも「練習は本番のつもりで/本番は練習のつもりで」と言いますが、試合のことを想定しながら、1球1球に集中することが必要です。

常に自分のフォームを見直して回数を重ねる

練習をした後の振り返りは必要です。自分のどこが良くてどこが悪いかをチェックして繰り返し修正することで、スキルが上がっていきます。また、トレーニング方法は時代によって新たなものが次々と編み出されてくるもの。基本は大事にしつつも、旧来のやり方にとらわれすぎず、新しい方法も取り入れてみる柔軟さも大切です。

一生懸命練習することは大切ですが、中身の濃い練習ができて初めて「練習はウソをつかない」という言葉が生きてくるんじゃないかと…。

とは言え、やっぱり「センス」って大事でしょ!?と言われることもあります。

確かに元々もって生まれたもの「向き不向き」「得意不得意」も多少影響はあると思います。

私は今武道を習っていますが、運動系の部活に所属したことがなく、学校の体育をどうやってサボるかを考えてきた人間は、そもそも体を動かすことに慣れていません。
なので、剣術の動きや空手の型を覚えの悪さは本当にひどい。センスなさすぎ。頭と心と体の回路が全然繋がっていないさまは、毎回自分でもあきれます。

これを解決するには、回数を重ねるしかありません。(師匠に「どうしても覚えが悪いのです。やっぱりセンスとかあるのでしょうか…」と聞いてみましたが、「回数重ねるのみですね」とバサッと斬られました (笑))
覚えの悪さは回数でカバーするのみ。これに尽きます。

  

ここで冒頭の「字って何カ月で上手になるんですか?」という回答に戻りますが、美文字になるための練習に限らず、習い事が上達する方程式はこんな感じかと思います。

(理論+目標+問題意識+実践)×時間

先ほどの素振りの話をこれを字に置き換えたとき、

■理論
字を美しく書くためのコツを、講師から学ぶ
(書く時の姿勢、字形、余白の取り方、線の引き方など)

■目標
字を書くことで自分がどうなりたいか?という目標を明確にする
(字が上手になったら手紙を書きたい、字にコンプレックスがあるので自分に自信を持ちたい、定期的にリラックスする時間を持ちたい、など)


■問題意識
自分の字のクセを知る、どこを直したいかを明確にする
(字が小さい/大きい、字が雑に見える、など)

■実践
筆記具に慣れる、書く回数を増やす、箸の持ち方を意識する

といったところかと思います。

例えば「1ヵ月で必ず上達します!」と言っても、1カ月をどのように過ごすかで結果が変わってきます。

上達するために大切なのは「継続」。それが例え、1日5分、日が少し空いたとしても月に2回は必ず…というように、細く長くでいいので続けていれば、ゼロよりは確実に進歩します。

この時やらかしがちなのが、一気にまとめて練習しようとすること。
テスト勉強で身についた一夜漬けの知識が、後々頭に全然残らないように、短期集中で学んだものは、その場はしのげても、長期的に使えるスキルとして身につく可能性は低いでしょう。

このタイプの人は、完璧主義の人にも多いので、ちょっとでもダメだと思った時に一気に失速しがち。スピードはゆっくりでもいいので、気長に続けるくらいが丁度よいです。

すると、いつの間にか

「あれ?なんか、私の字、上手くなってるじゃん!」

と気づく日が訪れます。
その「いつ」かは、人によってまちまちですが、当教室の場合、1年以上レッスンに通っている生徒さんの多くは、年2~3回くらいのペースで仰っています。

 

最後に、あえて字を書く練習をするのが面倒な人でも出来る、ちょっとの隙間でも出来る練習方法を書いておきます。

ご飯を食べるときの、箸を持ち方を意識する
⇒お箸の正しい持ち方とペンの持ち方はほぼ一緒。
正しい位置と軽く持つことを心がけると、ペンを持つときも楽になります。ペンだこも回避!

■付箋に書くメモをちょっと時間をかける
大切な人に書く気持ちで、ペンを動かすスピードを少し遅らせてみましょう。紙にペンを置いた瞬間、角を折れる時に一旦休むだけでも字にハリがでます。いつもより5秒~10秒程度余計に時間がかかったところで、誰にも迷惑をかけませんし、死にゃあしません。

  

まずはお名前をきれいに書くところから始めてみませんか?
一生付き合っていく自分の名前がキレイに書けると、自信がつきます!

【新元号】「令和」をペン字で美しく書く方法

5月1日から施行される新元号「令和」。

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近年は、公的書類などでも西暦表記が徐々に増えているとは言え、和暦表記が根強く残っているのも事実。

ここでいち早く「令和」の美しい書き方を覚えておきましょう。

ペン字で横書きにするとこういうイメージになります↓
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<令>
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・左右のはらいは、のびのびと書きましょう。
 (ひし形の上の線二本を書くイメージで)

・左はらいよりも右はらいを少し長めにした方が字が安定します。

・右はらいは、最後にはらう前に「一旦休む」のがポイントです。

・「人」の中に書く「、」+「マ」は、コンパクトに書きましょう。

ちなみに、4月1日の新元号発表時に菅官房長官が掲げていた筆書の「令」は(「一」+「卩」)と書いていましたが、通常の手書きの場合、(「、」+「マ」)で書かれることが多いです。

私は書き慣れている(「、」+「マ」)で書きましたが、(「一」+「卩」)でも問題ありません↓
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これは、どちらかが正しくてどちらかが間違っているということはありません。字体表現の許容範囲に関する詳細は、文化庁のサイトをご参照ください。


<和>
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・のぎへん(禾)の縦線を書く位置は、少し中心に寄せて、
 横画の2:1になるようにしましょう。

・のぎへん(禾)の右端は揃えましょう。

・「口」は、のぎへんの横画の少し下に、口の上の横画が来るように。
 字形は横長になるように書きましょう。

・「口」の縦画は、下に向かって少しすぼめるのがポイント。

・「口」の1画目は少し下を出す、3画目は少し右を出して書き終わると、
 スタイルが良くなります。


いかがでしたか?
新元号スタートにあたって、ぜひ参考になさってみてください。

毎月開催している
「90分で必ず美文字に!筆ペン・ペン字1dayレッスン」では、
ご希望の方には「令和」の書き方も直接指導いたします。

お申し込みはストアカのサイトからお願いいたします(^_^)

指が痛くならない!正しいペンの持ち方とブレない線の引き方

今年に入って、当教室でペン字のレッスンを始める方がグンと増えております。ありがとうございます。

レッスンを始める前にお悩みを伺うと、字の形に関することだけではなく、

・丁寧に書こうとして、力が入りすぎてしまう
・指がすぐに疲れて、字を書くのがしんどい
・字を書き続けていると、ペンだこが出来てしまう

といったお答えが…。

これらのお悩みは「ペンの持ち方」が原因です。

書道教室「書工房しら珠」のレッスンでは、ペンの持ち方と縦線・横線の引き方の指導にも時間をかけていますが、レッスン中にペンの持ち方を再度チェックして「字を書くのがとても楽になった」という声を多くいただいていますので、ブログでも改めてご紹介します。

 

① ペンは、親指と人差し指でつまんで、中指を軽く添える

ペンと指が接する場所は、親指の腹、人差し指の腹、中指の側面(人差し指側)。     ペン字,美文字,レッスン,筆ペン,書道教室,習字,渋谷区,恵比寿,ペン字,美文字,レッスン,筆ペン,書道教室,習字,渋谷区,恵比寿,

 

まず、ペンを親指と人差し指で軽くつまんでみましょう。場所は「ペン先から3cm程度」の位置がベストです。

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その後に、中指を軽く添えます。

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ペンの軸を中心に、3本の指が正三角形の位置関係にあるか、チェックしてみましょう。

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② ペンは、紙に対して60度くらいの角度になるように傾ける

ボールペンの場合、ボールが回転してペンからインクが出やすい角度は、60度から90度くらいです。

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この時に、小指の外側と小指球を紙の上にくっつけましょう。

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筆圧が強すぎたり、ボールペンを傾ける角度が足りないと、ペン先の中でボールが上手く回転せずにインクがたまり、線を引いた時にインクがドバッと出て、字がダマになってしまうこともあります(泣)

 

③ 線を引く前に、小指を「クッ」と軽く握る

小指を軽く握ることで、指の力が肘に伝わり、体の軸が安定して、線を引く体勢が整います。

 

④ 小指の外側を紙の上にスーッと滑らせるように、肘を引きながら線を引く

小指の外側で紙をこすっているような感覚で書いてみましょう。
小指に意識が行くことで、3本の指には力が入らなくても、スムーズにペンが運べるはずです。

 

下の画像のように、指先や爪の色が白くなっていたり、人差し指の第2関節が直角に曲がっているのは、指に力が入っている証拠。

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最初のうちは、筆圧が弱まることに不安を覚えて、つい人差し指に力が入れたくなってしまいますが、小指を意識することで「筆圧をかけすぎなくても、字は美しく書ける」ことを実感してみてください。

レッスンでは、

・筆圧が強いために男らしい字だったのが、柔らかな字を書けるようになった
・会社の伝票やメモなどが、楽に書けるようになった

という声もいただいています。
会社名、住所、家族の名前、好きな人の名前(!)など、あなたの苦手なあんな字やこんな字も、美しく書けるコツをお伝えしています。

教室の雰囲気を味わってみたい方、自分の名前を何とかしたい!という方は、まず「ペン字・筆ペン1DAYレッスン」へ↓

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継続して受講したい方、短期間でクセ字を直したい方は、全6回の短期集中の「ショートコース」から↓

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ショートコースを終えた方は「実用コース」へ。宛名書きや一筆箋の文章書きなど、日常生活で活用することを想定した練習ができます↓

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小筆を使って連綿線が美しい「続け字」が書けるようになりたい方、書道を基礎から習いたい方には、毛筆の趣味・実用コースもございます↓

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【縦書きを美しく見せるコツ】「しりうす」を伸びやかに書こう!

昨日は、書道教室「書工房しら珠」にてプライベートレッスン。
生徒さんは、都内でエステサロンを経営されていらっしゃる40代女性。

「お客様への暑中見舞いを筆文字で書きたい」との要望にお応えして、実用書の筆ペンレッスンを行いました。

普段、カルテでメモをとることが多いものの、筆ペンで字を書くのは、年に1度あるかどうか。のし袋への名前書き以外に、筆ペンを持つことはほとんどないとのこと。

使い慣れていない筆ペンで、いきなり葉書に書くのは、スポーツ選手がストレッチせずに試合に臨むようなもの。

なので、まずは筆慣らしをしてから、文章の練習です。

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縦書きの文章は、ある字を伸びやかに書くだけで、縦の流れが強調されて、文章の見栄えがグンと良くなります。

その字とは、

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「しりうす」

「縦線」が伸びやかに書けないと、文章の縦の流れが悪くなり、少し読みにくい印象を与えます。また「しりうす」の書き終わりの方向がまちまちな場合、字の印象も子供っぽくなりがちです。

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「しりうす」の書き終わりは、筆先を上や横に向けず、自分に引き寄せる(下に持っていく)ように意識してみましょう。
他が多少ブレていても、これらの字が書けたら、大丈夫!何とかなります。

お手本は、字典やかなの法帖を見ながら、生徒さんにイメージに近い字を選んでいただいた後で書きました。

90分のレッスンで、縦横の線の太さにもメリハリが出て、涼やかな筆文字が完成!

かもメールなどの官製はがきは、表面がツルツルしているので、筆ペンでの練習は、半紙よりもコピー用紙に書いた方が、本番に近い状態で練習が出来ます(^_^)

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↑お手本も、もちろんコピー用紙に

 
生徒さんは、

「筆の太さのコントロールが少しずつ出来るようになったので、毎日筋トレのように筆慣らしをして頑張ります。この後、暑中見舞いを出すのが楽しみです!」

と仰っていました。

プライベートレッスンは、お好きな場所でお好きな時間に、ご自分のペースで学べます。今回のお客様のような緊急事態(!)にも、対応しておりますので、字でお困りの方、お問い合わせください(^_^)

 

東京・恵比寿の書道教室「書工房しら珠」では、日常生活に生かせる「趣味・実用コース」や、
プライベートレッスン、グループレッスンなど、生活スタイルに応じて各種レッスンを取り揃えております。
コースの詳細はこちらをご覧ください。

書道教室〜料金〜

お手本も人も、見方は同じなんですね!

これは、先日の書道教室「書工房しら珠」のレッスンで飛び出した、生徒さんの名言です。

お手本を良く見ているつもりなのに、どうしても形が定まらない…とお悩みの生徒さんには、

「お手本は、一つの字を多方面から見ることが大事です!」

と、いつもお伝えしています。

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筆遣いの基本である「とめ・はね・はらい」だけ意識しても、一画一画の線の長さが分からないと、字の形が崩れます。

かと言って、線の長さを注意深く見ても、偏と旁(つくり)の位置関係が分からないと、これまたサマにならない…。

そして、いざ、一つ一つの字が上手く書けた!と思っても、全体の位置関係を見ると、あれ?上の字と中心がズレている…(´д`)ということが起きます。

このように、書道は、動きは非常に地味ですが、同時並行でお手本の色んな所を見ながら筆を運ぶので、実はとても忙しいのです。細かいところはもちろん、全体も俯瞰で見えなければ「お手本をちゃんと見た」とは言えません。

確かに。

お手本も、人も、物事も、一つの方向から見ていたら答えは出ない。

だからこそ、

注意深く、様々な見方をした方が良いし、他者の視点(書道レッスンの場合は講師)も必要

なのですよね。

レッスンをしていると、生徒さんの思考が飛躍して、このような感想が降って湧いて来るので、とても面白いです。レッスンで墨をすったり、筆を持つのは、生徒さんにとって、日常生活では味わえない環境に身を置き、行動をする場所。

思考している時と全く違う環境にいたり、全く関係ない行動をしていることが、気づきを得られる何らかの手助けになっているのでは?と思います。

この生徒さんのように、例えば、日常生活で少し気にかかっていたことに対して「はっ、あの出来事はそういう意味があったのか!」というような、一気に風穴が空く瞬間は、よく、ミュージシャンがトイレやお風呂で新しい詩やフレーズが浮かぶのと、状況は似ているのかもしれません(^_^)

 

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【習い事の目標設定】目的地に着けるのなら、どの乗換えルートを使ってもOK!

昨日の「書工房しら珠」のレッスン。
ペン字コースの生徒さんと毛筆の「趣味・実用コースの」生徒さんと、同じ題材でお手本を作ってみました。

テーマは「季節の俳句」。

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漢字・ひらがな・カタカナが全て入っていることで、全体の字の大きさを学ぶこともできる…という目論見もあったのですが、もう一つ別の目的が…。

それは、

「趣味・実用コース」レッスン内容の見直し!

入会いただいた際に、入会動機や目標などを伺いながら、半年後、一年後を見据え、大まかなレッスン内容を組み立てますが、約3ヶ月単位で、個々のレッスン内容を見直すことにしています。

会社員時代には、年度の中盤に「振り返り面談」と称して、期初に設定した目標が順調に進んでいるかどうかを、上司や部下と個別面談し、目標の見直しや再設定する機会がありましたが…まさにそんなイメージです。

生徒さんの中でも、

・一つのことに集中して取り組み、クリアできたら次のステップに進みたい
・飽きっぽいから、色んなことを同時並行で習いたい

など、色んな方がいらっしゃいます。

昨日のレッスンでは、新しいお手本で練習をしてみた感想を伺っていく中で、今後強化していきたい部分がより明確に見えてきたので、次回から新たな課題に向かって進んでいくことが決まりました。これからの生徒さんの更なる成長が楽しみです!

このようなレッスン方法は、一般的な書道教室のやり方とかなり異なる部分もあるかもしれません。

もちろん、順番が違う中でも、書道を習う上での基本ステップはしっかり踏んでいきますが、生徒さんと講師との間で、最終目的地がその都度共有出来ていれば、学ぶ順番にこだわる必要はないと思っています。

渋谷から横浜に電車移動するのに、湘南新宿ラインを使っても、東急東横線を使っても、山手線で品川に出てから、東海道線に乗り換えても、最終的に横浜に行けたら、どのルートを使っても正解な訳で。

何なら、途中から「やっぱり横浜じゃなくて千葉に行く!」というのもアリ。品川から総武線快速に乗り換えて、しっかりお供します(笑)

目標設定もレッスン内容も、電車の乗換えルートを決めるのと同じ感覚で、状況に合わせて都度変えながら、常にベストな状態でレッスンに臨んでいただけるようにつとめております。

 

「書工房しら珠」では、レッスン内容を生徒さん一人ひとりに向けてカスタマイズ!

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いち早く美文字を身につけて、家庭で仕事で活用したい!という方は、3ヶ月で結果を出す「ペン字・筆ペンショートコース」から。

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お名前のお手本がもらえる!「ペン字・筆ペン1DAYレッスン」も受け付けております。

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当書道教室のレッスンで「なぞり書き」をしない理由

先日の書道教室「書工房しら珠」のレッスンで、ひらがなの形が上手く書けず、行き詰まっていた生徒さんから、

「なぞり書きしてみてもいいですか?」

という質問が。

当教室のレッスンでは、毛筆もペン字も筆ペンも、基本「なぞり書き」をしませんが、禁止している訳ではないので、

「構いませんよ!」

とお伝えしました。

その後、上に紙をひいて何文字か書き進めていたのですが、途中で「んー、何か違う気がする!」と仰って、なぞり書きをすぐにやめてしまいました。感覚的に「なぞらない方が、後々に自分のためになる!」と思われたのだそうです。

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「美しい字を書く」という目標を叶え、一生ものにするためには「お手本を見る力を養う」ことがとても重要です。

具体的なお手本の見方は、以下の3つ。

・成功イメージ(お手本の字)をインプットする
・点や線の角度、長さ、位置関係を論理的に見る
・自分の字との違いを見極める

最初はお手本の見方に慣れないこともありますが、レッスンを重ねる度に、生徒さん自身が、自分の字とお手本の字との違いを発見出来るようになります。
 
なぞり書きは、

・自分の字とお手本の字を比較する機会が減るため、自分の字のどこが悪いのか気づきにくい
・線や角度をあまり考えずに、薄く書かれている字を追うだけの単純作業になりがち

という点で「お手本を見る力」を養いにくくなってしまうため、当教室では写し書き(お手本を見て書く)推奨しています。
 

お手本をじっくり見て

まずどこに筆を置こうか考えて

角度や筆圧をどうするか考えなら筆を運び

途中で角度や線の長さを間違えて、心が折れても

また気持ちを立て直して筆を運ぶ…

書く時には意識していないかもしれませんが、一つの字は、これだけの過程を繰り返しながら書いているのです。

なぞらないことは、一見すると遠回りに見えますが、字はこれだけ頭をフル回転させ、心も動揺させながら書いているのですから、頭と心を存分に使って覚えた字は、一生ものになるのは当然。

「お手本を見る力」を養うこと、頭と心に汗して字を書くことが、美しい字を身につけるための近道になります!

 

「書工房しら珠」では、毛筆、筆ペン、ペン字各種レッスンを取り揃えております。

「取引先へのお礼状を書かなければならない」
「オトナな雰囲気を持った字体で、手紙が書けるようになりたい!」

といった具体的なニーズにもお応えいたします。

書道教室〜レッスン内容〜

【ペン字・筆ペンショートコース】内容の一部をご紹介します!

今月から、ペン字・筆ペンの新メニューをスタートしましたが、早速生徒さんがレッスンに来てくださっています。

「初回は字を書きません!」

と宣言し、「直線」と「曲線」の書き分けを学びます。題材は、まさかのホロスコープ!

 

2回目以降、やっと漢字の基本点画を…。

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字をキレイに書く時に大事なのは、

「字の中心を知ること」

「永」の場合、2画目の縦画を真ん中にまっすぐ引けるかがポイントです。

ただし…。

「真ん中を意識すること」はとても大事なんですが、今日いらした生徒さんは、真ん中にとらわれすぎて、
字に本人らしい伸びやかさが無くなってしまっていました。

そんな時は逆に

「中心にこだわらなくていいですよ」

と、お伝えします。すると、書く時にリラックスでき、結果も後から自然とついてくるものです。字をキレイに書くための法則はありますが、それに気づくタイミングは前後しても構いません。

このレッスンでは、お手本通りにキッチリ書くことは、あまり重要視していません。大事にしているのは、

キレイな字にも、しっかりと自分らしさを残すこと

「字は人を表す」と言いますが、字を見る人が誤解ないように、本当の自分の内面が表せる字…になっていただけるのが目標です。

全6回完結「ペン字・筆ペンショートコース」の詳細はこちら↓

書道教室〜ペン字・筆ペンショートコース〜