「今年の漢字」予想 2018

明日、12月12日は「今年の漢字」が清水寺で発表される日ということで、私も予想してみました。

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いかがでしょうか?

今年は、大雨や地震など、度重なる災害の連続で、自然の猛威を目の当たりにする年でした。

ちなみに、昨年の予想はこちらでした↓

これもいい線行ってたと思うんだけどなぁ…。

果たして、今年の漢字はいかに?

『ひ』が上手に書けないのは『ひょうきん族』のせいなのか検証してみた

当教室の趣味・実用コースでは『ひらがな』に取り組んでいる生徒さんが非常に多いです。

文章を書くときに、ひらがなは文章全体の7割程度を占めるとも言われています。…ということは、漢字が多少アレでも、ひらがなをマスターすれば、手紙や文書全体の見た目が格段にアップするのです。

生徒さんは毎回、半紙に『いろはにほへと…』を小筆で練習して字形を把握し、形を覚えたら、連綿線(れんめんせん)が入った続け字を書く練習をします。

連綿線とは、文字と文字を結ぶ線のこと。
最近では、中谷美紀さんの結婚報告の達筆ぶりが話題になりましたが、あの文章で多く使われているのが連綿線。冒頭の『謹んで』の『ん』と『で』が繋がっていますよね?これが連綿線です。

本題に戻って…。

先日のレッスンで「ひ」を書くとどうしても縦長にベローンと伸びてしまうという生徒さんが、

「私が『ひ』を上手く書けないのは、小さい頃『ひょうきん族』を見すぎたせいだと思うんです!」

と真顔で言い出しました。

こちらが生徒さんが書いた『ひ』↓

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私も「オレたちひょうきん族」は毎週見ていました。当時、我が地元岩手県には民放が2チャンネルしかなく、1週遅れの土曜日夕方に放送してたっけ。(だから「8時だヨ!全員集合」との裏番組かぶりが無かった!)

タケちゃんマンとか、ブラックデビルとか、アダモチャンとか、ホタテのロックンロールとか懐かしい…。

番組ロゴも、フジテレビらしいポップな書体で、たしかに、特に強調された『ひ』が印象的でした。

…にしても。さすがに「そんなことはないでしょ!」と思いながらも、ネットに出ていた番組ロゴ画像を模写して…。

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本当に似ているのか検証してみました。

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「ほんまや!」と明石家さんま風に言いたいところだけど、そこまでは行かないか…。
生徒さんが書いた『ひ』と、番組ロゴの『ひ』は、左右対称感はあるものの、どちらも下にベローンと伸びていて、確かに生徒さんがひょうきん族のせいにするのも分からなくもない。

ひょうきん族の『ひ』になってしまうのは、下の部分がボテッとしてしまうのが原因。
ポイントは、下に向かってふくらむように書いて、一番下で一旦休む。
その後は上に跳ね上げるように早めにペンを動かしてあげると、形が上手くまとまります。

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私が思う『ひ』の見た目は、バナナの皮をむいて逆さにしたイメージです。

シュッとした『ひ』を目指して頑張りましょう!

 

苦手なひらがなを強化できます!日常生活に役立つ「趣味・実用コース」はこちら↓

書道教室〜趣味・実用コース/趣味・創作コース〜

2018年12月度 ペン字課題

ペン字実用コースの課題は、季節にまつわる言葉や時候の挨拶を中心に。

12月は「イルミネーション」「除夜の鐘」など、クリスマスや年の瀬にふさわしい言葉を集めました。

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挨拶文からも年末の慌しさを感じます。

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毎回、課題の中からバランスを取りにくい漢字を8個ピックアップ。

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ほとんどは小学校で習う漢字で、他の字にも応用が利くものが多いので、ここで字形のバランスを強化して、更なる美文字を目指していきましょう。

 

最新のレッスン開講日はこちらをご参照ください↓

書道教室〜開講日〜

2018年12月度 毛筆課題「歳寒松柏(さいかんのしょうはく)」

2018年12月度の毛筆「趣味・実用コース」「趣味・創作コース」の課題は、

歳寒松柏(さいかんのしょうはく)
意味:逆境にあっても志を持ち続ける/困難な時こそ人の値打ちが分かる

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字だけを見ると、少し年末の雰囲気も漂っていますが、「歳寒」は冬の寒い季節のことで、転じて逆境や困難な出来事の例え、「松柏」は常緑樹の代表でもある松と柏、寒い季節でも緑色の葉をつけていることから、変わらぬものの例えとして漢詩で良く使われる言葉です。

「歳寒松柏」は、困難な時こそ、人としての真価が問われたり、物や人の値打ちが分かるという意味。

何らかの問題が自分の身に起きたとき、困難に負けない力を蓄えること、「何とかなる!」と腹をくくって踏ん張ること、たまには「こりゃ仕方がない!」と手放してしまうことがあったとしても、それが自分を信じて行動したことであれば、何らかの形で結果はついてきます。

「お天道様が見ている」という言葉を今ではあまり聞かなくなりましたが、周りの誰かはそんなあなたの行動を見ています。外面だけ良い行動をしていれば底の浅さを見抜かれるし、信念にもとづいた行動だと分かれば、意外な形で手を差し伸べられることだってあるかもしれません。

最新のレッスン開講日はこちらをご参照ください。

書道教室〜開講日〜

一夜漬けの準備でも何とかなる!台湾女子ひとり旅~その2~

台湾ひとり旅レポートその2です。

前回の、準備から桃園空港到着までの様子はこちらからご覧ください。

有名な観光地にも幾つか行きましたが、その辺りの詳しいレポートは他にも旅のブログが沢山あるので、そちらを参照していただくとして、基本的な移動・宿泊・食事について備忘録的な意味も含めて残しておこうと思います。

 

■移動編

交通手段は、地下鉄(MRT)、鉄道(台鉄、高鉄)、タクシー、バスがあり、どこに行くのにもアクセスしやすいので便利です。

移動は断然地下鉄がおすすめ。
台湾の地下鉄は、路線によって色分けされているので(路線図はこちら)、感覚的にどの線に乗れば良いか理解しやすいです。
「東京の鉄道を乗りこなすのが一番難しい」という話を良く聞きますが、本当にそうだと思います…。

バスは路線が多いので乗りこなせるか不安があったのですが、主要な観光地に行く時は、地下鉄の駅の改札を出ると、乗り場と路線番号の案内板が出ているので、迷うことなく安心して乗れました。

■故宮博物院(MRT・士林駅)
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↑故宮博物院方面の改札を降りると、目の前に、現在地とバス乗り場が表示された看板が。

 

■九份(台湾鉄道・瑞芳駅)

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↑瑞芳駅の改札を出て目の前にあった観光案内所で、バスの乗り場を教えてもらいました。

 

また、タクシーは料金が安いので良く乗りました。
2~3kmの移動で100元前後(約400円)なので、日本と比べると1/2~1/3位。
場所を伝える時は、有名な観光地の場所や住所を「漢字で書いたメモ」を渡せば概ね大丈夫。たまにGoogle Mapを見せたこともありましたが、外出時の持ち物にメモ帳とペンは必須です!

地下鉄、バスの移動は、日本のSuica・PASMO的な悠遊カード(Easy Card)を使いました。
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タクシーは全車対応していませんでしたが、一部使えるタクシーも。
台湾鉄道に乗る時は、悠遊カードを使える場合・使えない場合があるようです(詳細はこちらの記事で)

<覚えておいた方が良い中国語>
車站 ⇒ 駅
月台 ⇒ プラットフォーム
售票処 ⇒ 切符売り場

 

■宿泊編

今回は一人旅ということもあり、UINN TRAVELというカプセルホテルに宿泊しました。
地下鉄の中正紀念堂駅(台北駅から2駅)から徒歩10分。
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外観がかわいらしくて女性好み。

ロビーも清潔感があります。

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そして、寝る場所が超スペイシー!

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その他のスペックは、

・ロッカー付き(カードキーの鍵付き)
・タオル、歯ブラシセット支給
・宿泊者12名に対してユニットバスが4つ。お風呂の順番待ちが不要。しかも超キレイ!
・Wi-Fi完備
・滞在中、コーヒー&ジュース飲み放題
・コインランドリー完備

・無料の朝食付き(パン、ゆで卵などの軽食)
・チェックイン前後で、荷物を預かってもらえる

これで、1泊なんと約1,600円!

こちらの記事に画像や動画が沢山出ていますが、ゲストハウスとしては最高なんじゃないかと思います。また台湾へ一人旅することがあれば、ぜひ泊まりたいです。

 

■食事編

どこで何を食べるかを自由に決められるのは気楽なものの、種類が食べられないのが一人旅の辛さ。色々とチャレンジする前にお腹がいっぱいになってしまうのは、ちょっと寂しかったです。

小籠包を注文すると1度に8個~10個出てきます。ひとつひとつは小さいので意外とスルッと食べられるけど、あとは追加出来ても、青菜の炒め物的なものとか、簡単な一品料理的なものだったなぁ…。

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鼎泰豊本店の小籠包は安定の美味しさ!

日本語メニューが無い屋台にも行きましたが、主食を決めて(麺系かご飯系か饅頭系か)、具材は漢字の見た目で「たぶん具はコレだろう…」と予想を立てながら注文していました。
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松山駅近くの「饒河街夜市」で食事をした屋台。日本語メニュー無し。

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字の雰囲気だけで頼んだ「麻油雞麺線」が絶品でした。
(鶏肉をゴマ油で炒めて煮込んだスープにそうめんが入ったもの)

 

■その他

街の至るところに「セブンイレブン」や「ファミリーマート」があり、ドラッグストアも点在しているので、何か足りないものがあった時には、すぐに購入できます。

商品のラインナップは日本とほぼ一緒。しかも日本のメーカーの商品が多いので、パッケージも見覚えがあるものばかり。

小林製薬の「熱さまシート」。見た目の雰囲気だけでも、あー、あの商品…と分かります。

日本のコンビニと違うのは、袋が別料金ということ。袋が欲しいと店員さんに伝えないともらえないので要注意です。

 

ほとんど準備なしで飛び込んだ台湾一人旅でしたが、観光も食も楽しめて充実した3日間でした。英語が出来るのに越したことはないですが、漢字も駆使しながら何とかコミュニケーションも取れるのも安心。東京からは飛行機で約3時間と、国内旅行と変わらないくらいに気軽に行ける場所なのでおすすめです。

 

一夜漬けの準備でも何とかなる!台湾女子ひとり旅~その1~

先日、台湾に行ってきました。

海外ひとり旅は今回が3回目ですが、

1回目 バルセロナ ⇒ 旅の記録はこちら
2回目 ニューヨーク ⇒ 旅の記録はこちら(その1その2)

いずれも書道と直結する具体的な理由があったので、今回の台湾旅も「仕事?」と多くの人に言われましたが、全くそんなことはありません。結果的には、文字の血が騒ぎっぱなしだったので、書道と直結していた気もしますが。

 

今回台湾行きを決めてチケットと宿を確保したのは、出発の3週間前でした。

10月上旬にふと手帳を開けたら、

「11/1~11/4の午前までぽっかり空いている!(というか調整したら空けられる!)」

ことに気づき、私にしては珍しく「この期間にどこか行きたいなぁ…」と、ぼんやり思ったのが事の始まり。

個展の準備でわちゃわちゃした最中で、気分がナチュラルハイ状態だったこともあり、温泉で「何もせずゆったりのんびり」というよりは、普段と全く違う環境で少々自分に負荷をかけつつ「わちゃわちゃした空気感のままアクティブに動き回りたい」気分だったのが、台湾を選んだ理由です。

とは言え、個展の準備で手いっぱいすぎて、本当に準備を始めたのは、出発前日(正確に言うと、出発の8時間前)というありさま。

準備でバタバタするのは決しておすすめできるものではありませんが、「一夜漬けの準備でも、これさえやっておけば何とかなる!」という項目を、時系列順に挙げて行きます。

 

■出発3週間前

航空券を確保。エクスペディアで検索して、一番長く滞在できる組み合わせを。

行き:4:50 羽田空港発 ⇒ 7:55 桃園空港着(タイガーエア)
帰り:2:00 桃園空港発 ⇒ 6:10 成田空港着(ジェットスター)
金額:往復で約33,000円

というなかなかトリッキーな時間&組み合わせですが、ライブの地方遠征の高速バス移動みたいなものだから、深夜でも何とかなるだろう…という安易な判断です。もっと早く予約していれば、もっとお得に行けたと思います。

宿は、エクスペディアの評価が高かった「UINN TRAVEL HOSTEL」 というドミトリーを2泊分確保。1泊あたり約1,600円…安い!

 

■出発2週間前

周囲の人数名にぼんやりと「再来週台湾行きます!」と伝えたところ、行ったことがある人多数。ありがたいことに、おすすめの場所を教えていただいたり、観光本をお借りしたりすることができました。ここでいただいた情報が本当に役に立ちました。

…でも、個展の準備でそれどころじゃなかったので、とりあえず放置…。

 

■出発8時間前(10/31  21:00)

本当に全く準備に手をつけないまま前日を迎えることに。前日は夜までレッスンがあったので、レッスン終了後に、超特急で荷造り開始。とは言え、準備したのは、

・パスポート
・お金(日本円)
・着替え
・アメニティ類(洗面道具、化粧品、タオル)
・メモ帳
・ペン
・ウェットティッシュ
・おみやげを入れる折りたたみ式の大きいトートバッグ

くらいなので、あっという間に終了。リュック1つに余裕で収まりました。

 

■出発7.5時間前(10/31  21:30)

Wi-Fiを借りようと「イモトのWi-Fi」をネットで検索。
機器は、羽田空港国際線の3階出発ロビーで借りられること、羽田で借りて成田で返却も可能なことを確認。

念のため「海外旅行保険」に加入。
ネットで探して、損保ジャパン日本興亜の「新・海外旅行保険【off!】」へ。
料金は台湾4日間で1,590円。クレジットカード決済で申込み。
予約後に来たメールに添付してあったPDFの控えをプリントアウトする。

 

■出発6.5時間前(10/31  22:30)

羽田空港へ出発。京急で羽田空港国際線ターミナル駅へ向かう。

 

■出発5.5時間前(10/31  23:30)

羽田空港国際線ターミナル駅到着。
Wi-Fiを確保するために「イモトのWi-Fi」の窓口へ。

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現地でほぼ繋ぎっぱなしを想定して、ギガ大容量プランに。4日間で6,800円ほど。
深夜の時間帯の申込みだからか、当日申込みだからか、理由は不明ですが、決済はクレジットカードのみでした。

 

■出発5時間前(11/1  0:00)

これから出発までの時間が予習のチャンス。国際線ターミナルの4階のカフェにこもります。

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ここで、やっと基本的な台湾のルールを把握。

・台湾の元は、ざっくり「日本円×4」で換算する
・時差は1時間(台湾が -1時間)
・トイレの紙は流さずにゴミ箱へ
・地下鉄やバスでの飲食は一切NG
・歩きタバコはNG

その後、Google Mapで、空港、最寄駅、宿、気になる場所をひたすら「行きたい場所」登録し、位置関係をじっくり見ながら、何となく3日間をどう過ごすかプランを決めました。(とは言え、ここで決めたものの実際にはかなり予定変更してます。)

絶対に行こうと思っていたのは、

・故宮博物院
・九份
・龍山寺
・霞海城隍廟
・鼎泰豊 本店(小籠包を食べる)

あとは、友人知人がおすすめしてくれたお店を4~5店と、夕食は夜市で食べようと思っていたので、めぼしい夜市を3~4件ピックアップしました。

 

■出発3時間前(11/1 2:00)

何となくプランが決まったような気がしたので、タイガーエアのカウンターで搭乗手続きを行ない、セキュリティチェック→出国手続きを早々に済ませました。
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深夜なので当たり前なのですが、出発ゲートに向かう道もガラガラ…。

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ほとんどのお店は閉まっていましたが、お茶・軽食ができるフードコートは空いてました。
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■出発2時間前(11/1 3:00)

搭乗までまだまだ時間があるので、ゲートの入口近くで1時間半ほど仮眠。

 

■出発!(11/1 4:50)

行ってきます!

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■到着!(11/1 7:55)

無事に桃園空港に到着!
この後、桃園空港から台北捷運のMRTに乗って台北駅まで移動しますが、その前にやったことは2つ。

・両替
入国審査を終えた場所のすぐ近くにあった、台湾銀行のカウンターで両替。

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レートが圧倒的に台湾の方が良かったので、両替は台湾でするのがおすすめです。

・悠遊カード(Easy Card)を購入
日本のSuicaやPASMOのようなカード。地下鉄やバスの移動、タクシーの支払い、コンビニの支払いに使えるので本当に便利です。

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台北捷運MRTの桃園空港駅のカウンターで購入。「I would like to buy Easy Card.」と話して、日本人だと伝えると、日本語の説明書を見せてもらえます。
デポジットとして100元支払った後、券売機で1000元チャージしましたが、丸3日滞在では十分な額でした。

 

だいぶバタバタな準備でしたが、それでも十分に楽しい旅ができました。この後の旅の様子は、また追々。

個展「メトキヤ」にいらっしゃる方へ

いよいよ今週末に迫ってまいりました個展「メトキヤ」。

額装の作品はほぼ準備できましたが、量り売り作品はまだ絶賛書いてます。

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量り売り作品は、1cm2あたり10円で販売します。(ポストカードサイズの場合、15cm×10cm×10円=1,500円、※10円単位の端数が出た場合は切り捨て)

 

2015年の大崎、昨年の恵比寿の個展では、友人知人をはじめ、SNSで作品を見たという方など、多くの方が来てくださいました。

 

今回3回目の個展。
今までと大きく異なることが5つあります。

・会場の広さが4畳弱
・会場にバックヤードなし
・撤収はメトキワンオペ

以下、個展とは直接関係ありませんが、

・ゆる糖質制限中なので「甘ーい生活」が続くとキケン
・個展後、ちょっと旅に出る

という状況です。

今までの個展では、お花やお菓子などを持ってきてくださる方も多くいらっしゃったのですが、今回は、

・スペースの都合
・スケジュールの都合
・カロリーを上手く消費できない、燃費の良いプリウスのような私の身体的問題(!)

もあり、本当に手ぶらで気軽に身軽にいらしていただければと。

大切な時間と交通費を割いて会場に足を運んでいただけることが、何よりも嬉しいです。

 

もし、それでも何かしたい…と思ってくださることがあれば、

感想をシェアしていただけると嬉しいです。

「メトキヤ」会場内の作品撮影はOKしておりますので、写真込みでのSNSへの書き込みやシェアも大歓迎です。

目時白珠の各種アカウントはこちらです↓

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twitter
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もし、社会的立場上SNSでつぶやけないとか、目時と知り合いなのが公にバレたらマズい…等の諸事情があれば、家族でも、友人知人でも、大切なペットでも、身近な誰かに感想を一言。

それも恥ずかしいようでしたら、本人にこそっと感想をいただけると、全ワタシが喜びます。

また、会場のDesign Festa Gallery は、アパートを改装したギャラリーなので、1フロアに複数の小部屋があり、それぞれで別の展示を行っています。
イラストや写真、アクセサリーの展示もしている場所もあるようなので、ほかのお部屋もぜひお楽しみください。

「メトキヤ」を開催する WEST 1-Cの真横にはカフェがあり、

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美味しいフードやドリンクも充実。只今台湾フェアを開催中なので、お食事を兼ねていらっしゃるのもオススメです。

 

そして、今回物販をします。

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今回は、トートバッグと缶バッチを販売します。もしお気に召したら、手に取っていただけると、これまたメトキカンゲキ。

また、来年のカレンダーへお好きな言葉を揮毫したり、

作品の量り売りもしますし、展示している作品も全て販売します(作品の価格は会場にすべて掲示しております)。

…と、長々と書いてしまいましたが、小難しいことは考えずにフラッと遊びにいらしてください!

ご来場をお待ちしております。

 

目時 白珠 3rd exhibition 「メトキヤ」
会期:2018年10月26日(金)~29日(月)
時間:11:00~20:00(初日は13:00~/最終日は18:00まで)
会場:DESIGN FESTA GALLERY WEST 1-C
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-18(JR原宿駅より徒歩9分/東京メトロ明治神宮前駅より徒歩5分)

あぁ、石田ゆり子のようになりてぇぇぇ(文字的に)

そもそも、石田ゆり子さんのようになりたいと思っている女性が(それが顔であっても文字であっても何であっても)、語尾に「なりてぇぇぇ」とかつけてしまう時点で、まぁ、逆立ちしてもなれない訳ですが。

先日、電車の中吊りで見かけた、石田ゆり子さんのキリンFIREの広告。

https://www.kirin.co.jp/products/softdrink/fire/

私は、FIREのキャッチコピー「ありがとう、おつかれさまっ。」の手書きの文字に嫉妬しました。

実際に石田さんが書かれたものかは分かりませんが、本当に書かれたものだとしても「あぁ、そうなんだろうなぁ…」と思わせる優しさと温かみのある字。

サラッと書かれたように見える字には、ほっと一息つける親しみやすさもあって、例えばこの字で「ありがとう、おつかれさまっ。」なんてメモが残ってたら、そりゃあ言われた方はイチコロ肩の荷もスッと下りるんだろうなぁ…という感じがしっかりと出ています。

いや、あの石田ゆり子に「ありがとう、おつかれさまっ。」って言われたら、字なんて関係なくてもホワッとしてニコッとしてデレっとしてニヤッとして肩の荷を下ろすか…(私が男性だったらきっとそうだと思う。)でも、それに字の癒しのイメージが加わったら最強じゃないですか!

あぁ、どうすればこの雰囲気を出せるんだ…と思って、まずは、いわゆるペン字のお手本風に「ありがとう、おつかれさまっ!」を書いてみました。

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どうでしょう?ほっこりしますか?

自分で書いてて言うのも何ですが、あまりほっこりしないかも(苦笑)何というか…家に帰っても背筋が伸びているイメージ!?

何より、本来「おつかれさまっ。」の「っ。」に、文章のPOPさというか緩さを出しているはずなのに、ビシッとした字で書いているために、その緩さをも少し消してしまっている可能性が…。

 

自分が講師をしていて言うのもアレですが、何でもかんでもペン字のお手本のようにビシッとした字を書く必要はないと思っています。ただ、字の雰囲気を「いい感じ」にまとめるためには、字形を把握する、字粒(字の大きさ)を揃えるなどのコツは覚えておきたいところ。

最近、広告で「手書きのキャッチコピー」を多くみかけるようになりましたが、商品に親しみやすさ・身近な雰囲気を持たせるには良い手法とされています。会社で付箋に書くメモや、友人へ何かを送る時に添えるちょっとした手書きの文章などが、相手との距離を縮めるきっかけになるのもそのためです。やっぱり手書きは大事!

ということで再度「ありがとう、おつかれさまっ。」にチャレンジ。

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こんな感じかなぁ…。字だけでも少しゆり子に近づいたか…。

このような雰囲気の字に書く時も、結局は、字としての統一感やまとまり、余白の取り方などが重要になってくるので、ペン字のレッスンはやはりおすすめです↓

書道教室〜ペン字・筆ペンショートコース〜

結局はやっぱり「基礎の積み重ね」が自分を成長させる

モンスターハンターというゲームをご存じでしょうか?

カプコンから発売されている、雄大な自然の中でモンスターを討伐するアクションゲームシリーズで、オンライン接続することで最大4人のチームを組んでモンスターに立ち向かうこともできる・・・というゲームです。

モンスターハンターとは?

会社員だった頃、社内でモンハンが流行していて、私も、PSPを片手に会社の同僚とチームを組み、お昼休みや仕事の後に度々狩りに出かけていました(狩りに出る=モンハンのゲームをすること)。

ゲームはとても楽しかったのですが、最大の欠点が、そもそも私のゲームスキルが異常に低かったのと、何をどうしたら強くなるのかあまり把握してなかったこと。

音ゲーやリズムゲーは比較的得意なので、感覚的に操作の仕方が分かったりするのですが、RPGやアクションゲームは、地図が覚えられないとか、自分がどこにいるか分からなくなるとか、「あんた、そこから?」というレベルの致命的なセンスの無さでした。でも「なんか楽しそう!」という雰囲気だけで遊んでたのだけど…。

そんな状況だったので、チームで戦う時は、私の戦力はゼロというよりは、足手まといになるためむしろマイナスになるという有様。よって、モンスターが現れた時は、私は基本狩りの場にいることはなく、

「目時さん、隣のフィールドで薬草取ってていいですよ♪」と言われ、

他のメンバーがモンスターの討伐を終えて、

「目時さん、終わったんで肉取りに来てください!」という声を聞くと、有難く報酬の肉の塊をいただく。

その時は「やった!アイテム増えた!」と嬉しい気分になるのですが、それが続くと、やはり少し後ろめたさが出てくるのです。

それも当然。結局は自分の努力ではなく、周囲の人のお膳立てによって引き上げてもらった場所だから。

基礎がない状態で外に放り出されて何も出来ずに立ち尽くし、いきなり上級アイテムをゲットしたところで、自分のレベルが追いついていなければ全く使いこなせない。当たり前ですが、土台が出来ていない状態で上のステージに駆り出されても、本来のゲームを楽しみ尽くすことは出来ないのです。

 

どうしてモンハンの話をしているのかと言うと、先日のレッスンのある出来事で、「やっぱり自分を成長させるには、基礎を固めて土台をしっかり作るのが大事!」と思った時に、ふと頭を過ぎったからなんですが…。

 

先日のペン字のレッスンで、生徒さんから、

「最初にやった『ショートコース』のテキストをもう一度やってもいいですか?」

という要望がありました。

当書道教室のペン字コースは、

体験レッスン(90分)を受けていただいた後に、

漢字・ひらがなの基礎中の基礎を学べるショートコース(60分×全6回)を受講していただき、

その後、基礎に加えて、バランス良い文章の書き方を学ぶ実用コース(60分×月2回)に進むのが通常の流れなのですが、

実用コースに入って数ヶ月経っているこの生徒さんは、ひらがなをもう一度徹底的に学びたいということで、一段階前に戻って、再度ショートコースのテキストに取り組むことにしました。

レッスンを継続していくのにあたって、新たな課題が見つかるということは、技術がかなり上がってきている証拠。自分のレベルが上がるに従って「もっとここをこうしたい…」というポイント(=アラ)が見えるようになってきます。

当教室では、基本のカリキュラムは用意していますが、生徒さんそれぞれのスピードで、各自が設定したゴールを目指すことを大事にしています。レッスン内容もその人に合わせてカスタマイズしていることが多いので、誰かと賞や段級を争うこともありませんし、隣の人や周りの人を見て「あの人は上手いけど私は…」などとあせる必要も全くありません。

この生徒さんは、モンハンに例えると、充分な装備と実力を身につけてから万全の体制で狩りに出かけたい!ということなので、その体制を整えるまでには多少時間はかかるかもしれませんが、これからの狩りはきっと楽しいものになる(=基礎固めによってレッスンの成果は必ず出る)はずです。

自分を成長させるための基礎固め、土台作りをするためには、

・目標を設定する(「基礎を固めた先に何をしたいか?どうなっていたいか?」を考える)
・正しい基礎を身につける(間違った型をひたすら100回繰り返すよりは、正しい型を10回やった方が身に付く)
・細く長くで構わないから、身につけた基礎を反復練習をする(型を体で覚える)

・基礎が無意識に出来るようになるまで(自転車に無意識で乗れるようになった感覚…になれたらシメたもの)

・基礎を身につけたと思っても、もっと良い方法があるはず!と常に模索する

…ということが大事だなぁと。自分への戒めも十二分に込めて。

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会社を辞める決断をするまでの1週間、何をしていたか?

先週公開された及川智恵さんのインタビュー企画「生き方辞典」。「読みました!」という声を多くいただきました。ありがとうございます。

【生き方辞典1】不安なんて、どこにいてもつきまとうのだから(書家/書道講師 目時白珠さん)

あんなに「会社が嫌だ」「逃げたい」「つらい」と連呼していたのに、意外と元会社関係の方々の反応が多かったりして、正直驚いております。今も気にかけていただいて嬉しいです。

 

「会社を辞める決断するまでの1週間」が結構大きくフォーカスされていますが、自分でも記事を読み直している中で、具体的にこの1週間をどのように過ごしたのか思い出してきたので、振り返ってみます。

 

以下、だいたい時系列順です。

 

■過去に言われて嬉しかったこと、心の中で引っかかっていたことを思い出した

自分が切羽詰まっている状況に思い出したのが、仕事をしている自分とは全く違う視点から見て「人から自分がどう見えているか?」ということだったような気がします。どうしてもこういう時は、自分のダメさ加減を責めて視野も狭くなりがち。なので、過去を振り返りながら「自分の良いところ探し」のようなことをしていました。だいぶ、現実逃避的ではありますが…。

その時にふと思い出したのが、数年前にグループ展に出品した作品を見た方に「これ仕事にしたらいいのに!」と言われたことや、実生活で字を褒められたり何かと役立つ機会が多かったことなど。なぜか書道に関することがほとんどでした。

また、インタビューにもあった、好きなことを仕事をしている方々との出会いや知人の死など、「自分の年齢」と「年齢に合った生き方」みたいなものを何となく天秤にかけていたのもこの時期です。

 

■SNSを始めた

ほぼ時を同じくして始めたのがSNS。自分の創作意欲がむくむくと湧いてきていた時期で、見ず知らずの人が作品を見たらどんな反応をするのかしら?という興味が出てきたのと、作品をアップしてみたら?という勧めもあり、TwitterとFacebookのアカウントを取りました。

当時は書道で仕事もしていなかったし、作品を見てもらう人と言えば、グループ展にいらっしゃった方以外は特になかった状況。でも、この前の年に、当時勤めていた会社で作品を展示する機会があり、色んな評価をいただいたのが面白かった…というのも、SNSを始めたきっかけになっていたかもしれません。

 

■小旅行に出かけて頭がからっぽになった

この頃、仕事がクソ忙しい時期だったのですが、週末に旅行に出かけています。確か1泊2日くらい。小高い山を登って、近隣の神社仏閣を訪ねる以外は、古民家の宿で畳に寝そべりながらただひたすら「ぼーっと」して、美味しいご飯とお酒を楽しんでいました。本当に頭がからっぽになりました。

 

■書道で何かやれるかも?と思い始めてリサーチ開始

旅行からの帰路、普通は「リフレッシュ出来たから、明日から仕事を頑張るぞ!」とか「会社行くのしんどいなぁ…」となるんでしょうが、からっぽになった頭の中に最初に入ってきたのが「もしかして、書道を通じて嬉しかったことや役立ったことって仕事になるのかなぁ?」ということ。帰路もケータイで何かしらリサーチしてたような。すぐに頭の中でシミュレーションが始まりました。

「これ仕事にしたらいいのに!」と言われた当時、「いやいや、仕事だなんて…」と思ったまま数年寝かせていたことが、このタイミングで日の目を見ることになるとは…。

 

■「気力」と「体力」と「お金」のバランスを考えた

書道を仕事にするからには「続ける」ことが前提なので、この3つは考えながらリサーチ&生活シミュレーションをしました。この時に、会社をスパッと辞めて専門学校に1年通ってから始めたら出来るかもしれない…!という目途が何となく立ったような。でも、今思うとかなり雑なシミュレーションです。会社辞めたいから、そっちの方に寄せた、都合の良い解釈が多々(苦笑)

3つのうち「極端にどれかが突出している」とか「極端に不足しているものを補完できる術がない」という状況だと、勢い良く始めても、途中でポキンと折れてしまうかもしれない…と思っていました。お金がなくても、気力と体力で乗り越えられるということもあると思うのですが、私は3つのバランスを考慮しました。

こればっかりは、たらればの話になりますが、私の場合は、あと10年遅かったら、体力と気力が持たずにキャリアチェンジ出来なかったかもしれないなぁ…と、ぼんやり思ったりします。

 

■とは言え、考え過ぎてもしょうがないから、結局「勢い」で決めた

最終的には「まぁ、考えてばかりいてもしょうがないし、あとは学校に通いながら決めればいっか!」という、根拠のない自信で腹を括って、会社を辞めることにしました。

 

以上、ここまでで、だいたい1週間です。

 

会社を辞めて書道の仕事をするという話を周囲にした時は、そもそも書道をしていることを知らない人が大半だったので「ぽかーん…」とされたことが多かったのですが、書道をしていることを知っている人からは、

・その方が向いている気がする
・今がしんどそうだったから、女性らしさがある仕事でかえっていいかも
・ほらね

など、大して驚きもなく、意外にも「まぁ、そうだろうね」という反応でした。こういう反応があったのは本当に有難いことなのですが、これも「何とかなるんじゃない?」という根拠のない自信に(良い意味で)さらに輪がかかっている要因だったりしますし、今もしんどいことは多々ありますが、仕事をしていく上での大きなモチベーションになっています。

出来事の一つ一つは体に衝撃が走るほどの大きなことではないけれど、それを拾うかスルーするかで道が分かれていたように思います。

こうやって振り返ると、誰にも相談せずに一人で決めたのは確かにそうなのですが、その伏線として、色んな人や出来事が関わっているおかげで今があるなぁ…と、本当に感謝しています。

 

が、このやり方はオススメできるものではありません。だいたい生活シミュレーションが相当雑だし、家庭がある人は様々な要因が絡まるでしょうし…。

実際にギアチェンジするタイミングは人によって全然違うと思います。私はたまたま40歳でしたが、20代かもしれないし、60代を過ぎてからやってくる人もいるかもしれない。また、会社にいながらにしてやれること、いっそのこと辞めてからやった方がいいこと、という選択肢もあると思います。

考え方や生き方が多様化している現代社会では、今の場所にとどまる選択以外にも、あらゆる可能性を消さずに別の選択肢も頭の片隅に少し置いておく、ということは大事なような気がしています。

そして、いざという時、論理的な部分だけに頼らず、気持ちや直観で「エイヤ!」で物事を決められる覚悟、気持ちの高ぶりを寝かせずに勢いを大事にして突き進む、ということがあっても良いのかもしれません。

 

【退】
私の場合は、今までの場所を退くことも、退路を断つことも大事だったんだと思います。

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ロックTも着物も「ストーリー」を着ている

あるファッションライターが書いた、「40代が似合わないTシャツはコレ!失敗しがちな真夏の痛カジュアル5選」という記事で、痛カジュアルの代表選手として「ロックT」が挙げられていたことで、記事が炎上しました。
(今なら「ロックT 40代」で検索すると、まとめサイトや炎上の顛末も色々と見られます)

ロックTもそれなりの数持っていて(今もじわりと増えている)着用することもある40代の私は、まさにこの記事にあるモデルの当事者。

記事を良く読むと、ロックを聴いたりバンドのファンでいることが悪いことではないという説明があるものの、「上品さや清潔感とは対極の位置にある」「10代~20代前半までしか許されない」「精神的に大人になりきれていない」といった、Tシャツを通して論じられるロックに対するイメージがステレオタイプすぎて、嘆息したのでした…。

とか書くと、冷静に分析しているように見えるけど、記事を読んで「何を!?」と少しピリッとした…いや、「ロックってぇのはそんな薄っぺらいもんじゃないんじゃ!好きなものを堂々と着て何が悪いんじゃ!%$&#(‘&|¥)」と、頭に血がのぼったのは事実。大人気ないです。すみません。

 

ちょっと話は変わって。

先日、実家に帰省していた時に、私が着物を度々着ているという話を耳にした母の友達から、帯をいただきました。

着物,帯

母のお友達からは、それぞれの帯を買った時のエピソードを伺ったり、母を交えて「昔は『裸にも帯』という言葉があった」という話、昭和40年代~50年代にかけて流行った絵羽織の話、嫁入りの時に仕立てた着物の話など、様々な話を聞くことが出来ました。

いつも、このような話を伺っていて良かったなぁと思うのは、着物に対する自分だけのストーリーが持てるということ。着物を着て仕事をする時に、着物のエピソードを周囲の人に語れたり、着物を着る=持ち主の思いを含めて身にまとっているという感覚は、既製品の服ではなかなか味わえないものです。

なぜこの話をしたのかと言うと、ロックTを着ている人と、縁のある人から譲っていただいた着物を着ている人は、どちらも

「ストーリー(想い)を着ている」

という点で共通していると感じたから。

私も、ファストファッションの服にも大変お世話になっていますが、これらの服でどれだけエピソードを語れるかというと、私はロックTや着物ほどは語れない。せめて、今年流行っているとか、好きな色だからとか、どこで買ったとか、値段が高い安いとか…同じ服を持っている人が共通して語れるエピソードが大半です。

ロックTは、それこそバンドに対する思いはもちろん、買った時のTシャツを見ると「あー、このツアーの時はあんなことがあったなぁ」というエピソードを思い出したり、単純にロックTを着ていると気分が上がるとか、好きな曲が頭で鳴るいう人も多いんじゃないでしょうか?

あとは、フェスなどに行くと、バンドTを着ていると「名刺代わり」にもなるという意味では、責任感もある。(「あのバンドTを着ているファンのマナーが悪い=そのバンドのイメージが悪くなる」ということも往々にあったりするので…。)

実はこの辺りの気の持ち方は、着物を着る時も結構共通していたりします。

着物には、先述したように、元の持ち主の人のエピソードや想いも含めて着ることもあります。亡くなった祖母の着物だったりすると「おばあちゃんも喜んでいるだろうか?」と想いを馳せるだけではなく、その思いを今に受け継ぐ責任感に似たようなものを感じることもあります。

Twitter界隈を中心にこの記事が炎上したのは、ロックTの見た目云々の話だけではなく、ロックに対する想いを侮辱されてたまるかっ!という要素も多かったんじゃないかと勝手に思っています。(実際に、私もこのネタで一つブログ書いちゃってるし。)

ただ、この記事で擁護する点があるとすれば、良く巷でも言われる「年を経るにつれて、生き方や性格、品性が顔に出る」というのは確かにあると思っていて、40代にもなると、生き方や品性が着こなしに出るのはあるなぁと思っています。

4月に見かける新入社員のスーツ姿が「着られている」状態になっているのは、単純にサイズや見た目の新しさという問題だけではなく、新たな環境と、その時の自分が合致していないというのも大きくて、その環境を生きる心構えや生活に慣れるに従って、徐々に服も馴染んでくるものだと思っているのですが…。

生き方、性格なども含めて自分に自信が持てていないと、確かに、記事にあるように40代にロックTに限らず、着たいと思う服を着こなせなくなっていくのかもしれないなぁと。

自分が好きなものを自信を持って好きだと言えて、プラス、ロックが好きな人にとっては、ロックな心を持ち続けていられるか(!)が、ロックTを着こなすポイントなのかも。ロックTは見た目のインパクトがあるものも多いですから、ロックTのパワーに負けて「着られてしまわない」確固たる自分を持っていることが大事なのだろうなぁ。

私は70代とか80代に生きていたら、サラッとロックTを着こなしながら、筆持ってドッカーンと大きな字を書きまくっているおばあちゃんになっていたいなぁ。そんな書家がいたら面白いしカッコいい(笑)そのためには、心技体を鍛えて日々精進です。

明けない夜はないのは分かっているが、夜明け前が長すぎる

「こんな雰囲気でお願いします」というオーダーをいただいて制作する筆文字ロゴと、展覧会や審査に向けた作品とでは、同じ「字を書く」作業でも、使う筋肉が全然違う。

今やっているのは後者。作品を書くのは、自分の感情を紙にぶつける作業だけど、私のように、昔から、

「まずは相手ありきで、人の話を聞いてから、最適解を見つける」

というのを基本として生きてきた人間にとっては、相手と自分に流れる空気の良さが大事で(ぎゃんぎゃん大声でやり合うのとかほんとに苦手)、自分の感情を出すことを忘れがちになるので、この作業がすこぶる苦手だ。

実は自分の中の10%くらいしか出せてないんじゃないか…と思うこともある。

それだけ、今まで自分の感情を蔑ろにしてきたのかもしれないなぁ(遠い目)。 

今、作品作りに取り組んでいるテーマは、言葉も全体の雰囲気も、とんでもなく暗い。

SNSなどで見かけるキラキラポジティブな雰囲気などくそくらえ…くらいのネガティブさ(笑)

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キッチンのシンクはキレイに洗ったけど、排水溝の奥を見ると、こんなところにヘドロがたっぷりと…という感じ。

感情を押し込めるのをやめる作業なので、書いていて変な汗をかく。

どれだけ自分は感情をこじらせてるんだ…と思うけど、こればかりは後戻り出来るわけでもないから、仕方がない。

ヘドロがキレイになって詰まりも取れたら、次のステージに行けるんだろう…と思って書き続けるのみ。

そろそろ光が見たいなぁ…。(←作品を完成させたい、切実。)

七夕の歌は、なぜ「五色の短冊~♪」なのか?

七夕の歌でも「五色の短冊~♪」と歌われているように、短冊に使われる色は本来5色。
その由来は、江戸時代に始まった、厄除けや健康祈願などのために「短冊にお願い事を書く」という風習から。 

この5色は、元は儒教の教えで、日本でも古くから浸透していた「五徳(仁・義・礼・智・信)」に、占いや風水などでも使われる「陰陽五行説」の色が充てられたもので、それぞれ、以下のような意味があります。

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■仁/青()・・・人間力を高める、人を思いやる

■義/白・・・正義、正しい行いをする

■礼/赤・・・祖先や両親への感謝の気持ち

■智/紫()・・・学業向上、習い事の上達

■信/黄・・・誠実、友達や人間関係を大切にする


7月7日(土)17時~開催する「お酒と書を楽しむ「蘭亭乃會」」でも、もちろん、これらの色の短冊をご用意しております。

・・・けど、私には、これらに当てはまる願い事がないっ!とか、そんな高尚な願い事じゃなくて、もっと俗っぽい願い事を書かせてくれ!というあなたには、金ピカな短冊もご用意しておりますので、ご安心を!
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あと3名様で締切となりますので、お申込みはお早めにどうぞ!

お申込みは、こちらからお願いいたします。

福山雅治が魅力的な理由は、程良い距離感と傾聴スキルの高さ!?

「あ、どうも。お久しぶりです。お元気そうで何より。」

というのが、ここ数年、私が福山雅治のライブを見に行く時の感覚。

うわーっ!とテンションが一気に上がるという感じがあまりなくて、何というか、お盆や年末年始に家族や親戚に会うような気分になるのです。

こんなことを言うと本当におこがましいと思うけど、ライブは、顔を見て安心するというか、お互い元気で良かったですね(どこから目線だ…)みたいな現在地確認の場。

 

ファンになったのはデビュー2年目。初めてライブを見に行ったのは私が高校2年生の時でした。

当時は、カッコいいシュっとした顔に似合わず、世の中への不満の塊を無骨でやさぐれた感じに表現するところに惹かれていました。青春時代は、私もどこかやさぐれてたんだろうね…。

加えて、みずがめ座O型!中学校の時は吹奏楽部でホルン担当!サインやコメントで度々使われる筆文字!…私と一緒じゃん!と、勝手にシンパシーを感じるイタいファンでもありました(苦笑)

 

そりゃあ、10代20代の頃は、ライブでも「ましゃーっ!」と叫んだり、飛んだり跳ねたりしながら見ておりましたよ。ええ。

でも、あれから時は流れて、今ではライブの時に、「ましゃーっ!」と叫んだり、歌に合わせてピョンピョン飛び跳ねることもすっかりなくなり、腕を組みながら、ジーッとステージを眺めることが増えました。デビューから年月が経つと、ファンも老若男女幅広く、年長者に優しい対応なので、遠慮なくずっと座って見たりして。

 

先日、5月27日にも、ドームツアー『FUKUYAMA MASAHARU DOME LIVE 2018 -暗闇の中で飛べ-』の最終日で、東京ドームに行ってきたのですが。

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世の中で騒がれた「ましゃロス」も越えて、涙を目に溜めながら「道標」をジーッと聴いていた時に、何で私は福山雅治のライブを見続けてるんだろうなぁ…と、唐突に思ったのが、このブログを書こうと思ったきっかけでした。

(そう、元々私は全くロスってはいなかったけど、報道が出た時は、メールは来るわ電話は来るわ、あまりにショックを受けすぎているのではないか…と、私に直接ではなく近しい友人に連絡してくるとか…とにかく周囲の反応がすごかったw)

 

好きな音楽は、色々と惹かれる理由はあると思うのだけど、私にとっては、やっぱり、

「自分の今の心情に近いものをどれだけ映し出しているか」
「歌詞に歌われる登場人物と自分との距離感」

というのが、大きなポイントだと思っていて。

こればっかりは私の性格なのでしょうがないんだけど、

無条件に「大丈夫!」とか「輝いて!」とか、
「そのままのあなたがいいんだよ」とか「キラキラしているあなたが好き」とか、

どストレートに歌詞で語られるのが、あまり性に合わず…。

そういう心持ちが、生きていく上でとても大事なのだと分かっていても、「大丈夫」だったり「キラキラ」する過程に辿り着くまでには、

「『そのまま』でいい訳がないだろうが!」
「髪振り乱して血ヘド吐きながら踏ん張ることだってあるだろうが!」

とか思ってしまうので、ノーガード状態でいきなり全力ポジティブ砲がドーンと飛んでくると、

「ちょっと待って、私、そこまで大丈夫とか思ってないし…」

と、つい拒否反応を示してしまったり、

「こっちの世界、超楽しいからさ、早く来いよ!」

と言われても、

「いや、あの…自分のペースでもう少しゆっくり進ませてくれませんか?…ていうか、あなた、ずんずん先に進み過ぎてて見えないし…」とか思ったりするのです。(このあまのじゃくな感じは、自分でも何とかした方が良いと思っている課題。)

 

その点、福山さんの歌には、

「うんうん、分かるよ。そうだよね。人間、生きてりゃ大変なことも沢山あるけどさ、色んなことやってみたら、プラスとマイナスのツジツマはいずれ合ってくるものなんだよ、きっと。」

という空気感が根底に流れているような気がしています。最終的にはポジティブに持って行くんだけど、こっちの面倒くさい話もちゃんと聞いてくれていて、足並みを揃えて一緒に歩いてくれる感じ。若しくはそっと見守っている感じ。

とにかく、歌詞で歌われる内容が、自分の人生の一場面とシンクロする率がすごく高い。

共感力の高さというか、これ、カウンセリングだったら、究極の傾聴スキルの高さなんじゃないかと思うくらい。

それだけ、歌詞が自分の人生とシンクロする率が高くなるのは「解釈の幅を広く持たせることが出来る」という意味で、作詞の技量が素晴らしいということなんだろうなぁと。

 

ライブでは、スター然とした振る舞いの中にも、アニキ的な頼もしさや、デビュー当時から変わらない「ギター好きの少年」の姿、本人は、地位も名声も欲しいものは何だって手に入れている天上人だろうに(と私は思っているのだけど)、全く嫌味無く、ふらっと地上に降りてくる謙虚さ…様々な表情を見せてくれるのも大きな魅力。

 

楽曲に関しては、昔の曲も好きなものは沢山あるけれど、ここ数年、スターの地位を獲得したからこそ作れた曲が、振り切っていて面白い!という印象があります。

「I am a HERO」や「Pop Star」などでは、歌詞の中で、今の地位を嘲笑ったりしているけれど、人気商売という、ある意味水物で浮き沈みの激しい業界に身を置いているからこそ、自分のことや自分を取り巻くメディアや有象無象を冷静且つ客観的に見ているのだろうなぁ…というのが手に取るように分かる。

「トモエ学園」や「零-ZERO-」は、「多様性を認めていこう」という今の時流を捉えたアプローチに対しても、決して声高になり過ぎることなく、そっと暖かく隣で見守るような優しさを感じる。

 

歌詞の内容やライブのパフォーマンス、雑誌等の媒体のインタビューなどを見ていると、彼が(たぶん)臆病で客観的で心配性だからこそ、「もっと、もっと」「まだ、まだ」という欲が常にあって、それが、今の地位に決して安住することなく常に挑戦し続ける原動力になっているのかなぁと。

私は、傾聴スキルの高い歌詞に共感しているだけではなくて、この、臆病で客観的で心配性なところにも共感していると言うか、自分にも、性格的にこういう部分があって、どこか

「こんな自分の性格も、悪くないのかも。」

と、安心しているのかもしれない。

年末には、恒例のライブも決まったことだし、

「あ、どうも。お久しぶりです。お元気そうで何より。良いお年を!」

と挨拶できるように、チケット運の神様に願いを託したいと思います。

【母の日に寄せて】思い出補正の罠~過去と上手く付き合うこと~

成績が良く、学級委員的な役回りをすることが何かと多かった幼少期。
今になって、私の幼少期を母と振り返っても、「いわゆる『手がかからない良い子』の類いだったかもね…」などと話すのです。

 

でも。

先日帰省した時に、母から見せられた私の作文。たぶん、小1の頃の母の日に書いたものなのだけど、

おかあさんは、おこる時すごくこわいから、もうすこしやさしくして下さい。
せんたくは、このごろやっていないでのんびりしているから、やったほうがいいとおもいます。
ごはんのしたくも、下しゅくしている人につくってあげたり、わたしたちにもつくってあげたりしていそがしいですね。
こんどからもずっとながいきして下さい。

 

…いや、ちょっと待て。これはひどい。我ながら本当にひどい!

これを見た後、家族でゲラゲラ笑いながらも、「ごめん!本当にごめん!」と母に謝罪をしたのは言うまでもないのですが、この文面見た限り、「良い子」のカケラも無いし、私たち母娘の「思い出補正」も大概だなぁと。

大人になってからの今の私が、色々と頭を働かせてみると、「子供が母の日に書く作文」のイメージは、「おかあさん、ありがとう!」で締めるのが定石なのでは?とも思うので、この、

「えっ?何?親にそんな忖度なんて要る?」

みたいな文章を見て、「あんた、面白いこと言ってるわー!」と昔の自分に喝采を浴びせつつも、今の自分が昔の自分をちょっと信じられなくなったりして。

なぜ「ありがとう」の一言が言えないのか。その言葉を言えるように教わっていた気がするけど、教えたはずの親に使わないってどういうことだ。こういう時こそ使うんだろうに…。

やれ「洗濯してない」ってダメ出しするとか、指でスッとテーブルをなでながら「あら、あなた、ちょっとゴミがありますわよ!」とか言ってる姑かっ!どんだけ上から目線なんだ!

そもそも「良い子」という定義は何だろう…。親の言うことを素直に聞いていることが、果たして「良い子」なのか。これって、親にとっては「叱らなくて済む」というだけで、ただ「親にとって都合が良い子」なだけでは?

外で起きた出来事を家族に報告したり、その時の気持ちを話す方ではなかったので、(小さい頃は、外で起きた出来事や問題を、誰かと共有するという考えを元々持っていなくて、そういうことは自分の中で処理するものだと思っていたので、「今日○○があって…」とか、家族に報告したり相談する意味が分からなかった)作文が、自分の気持ちを表すハケ口になっていたのかしら?

などなど、様々な思いが過ぎりました。

 

この作文を書いていた当時(今から35年程前)、実家の向かいにあった祖母宅では下宿屋を営んでおり、そこには、ビーバップハイスクールから飛び出てきたようなビジュアルをした、短ラン&ボンタンを着た高校生のお兄さん達が数名住んでいました。

母は、私たちを育てながら下宿屋を切り盛りしていたのですが、朝晩2食+昼弁当を毎回作り、親元から離れて暮らすビーバップな彼らを母親代わりとして面倒を見たり、たまにやんちゃなことをしてしまう彼らを叱ったり…と、それはもう忙しい日々。

私も、たまーに手伝いをした記憶がうっすらあるのですが、とにかくビーバップなお兄さんたちが怖かった思い出しかない(苦笑)

それを母がやっていたのは、今の私よりも若い頃の話。私には絶対できない…。

「大人になったら分かる」という言葉は、大人がすべて正義みたいな言い回しをして子供をマウンティングしているようで、あまり好きではないし、今、私が「母親」という立場ではないから、そういう意味では「分かってない」ことが多いのだけど、とは言え、自分は到底できることではないので、頭が上がりません。

なのに、娘が書いた作文がコレってどうよ。よくブチ切れなかったなぁ、母よ。

確かに母はこわかったのだけど、こういう作文や感想文、絵、習字などの創作系で怒られた記憶はないので、表現に対しては寛容だったのだと思います。(これは「思い出補正」してないはず…)

当然と言っちゃあ当然だけど、子供の頃の記憶って本当にあいまいなもの。特に私は昔のことを覚えている方ではないので、分かりやすい「肩書き」や「結果」「事実」だけを見て、都合の良いように自分で「良い子」補正を勝手にかけていたんじゃないか…という気がしてきました。

あとで家族に聞いてみると、

「あんた、作文は、結構手厳しいことも何でも正直に書いてたよ」という証言もあり、忖度なしに思ったことをズバズバ言える「正直さを持っていた」という意味では「良い子」だったのかもしれません。

 

奇しくも、年明け最初のブログで、今年の目標に

「大したことない」と、つい蔑ろにしてしまいがちな気持ちや出来事に改めて着目すること
その気持ちや出来事を、素直に自分の表現として昇華させること

と書いていたのですが、今まで、「子供というのはこういうもの」「大人というのはこういうもの」という見方をしている部分が多かったんじゃないか、フィルターに通しすぎ、オブラートにくるみすぎなことが多かったんじゃないか、と感じています。

自分の書道の表現でも今問われている部分ですが、いかに生身の自分を出せるか、自分に正直でいられるか?というテーマに対して、良いヒントをくれたような気がしています。昔の自分、ありがとう。

 

「思い出補正」といえば、「昔は良かった」的なことを言って、思い出を美化してるようで、実は過去にとらわれて未来を憂いているだけで、結局はただの現状に対する不満を述べている…というイメージもあるけれど。

思い出のどこにフォーカスするかが重要で、「昔は良かった」とか、逆に「アレが嫌だった」いうところだけに注目するのではなく、今と昔は当然違うけど、過去の経験を糧にして、自分の人生をより豊かにする方法を考えることで、気分が良くなったり、自己評価を上げたりすることが出来るんじゃないかなぁと。

自分自身を成長させるためなら、「過去の思い出と上手く付き合う」ためのツールとして「思い出補正」を使っても良いのではないかと思っています。

隠したところで、どうせ表に出ちゃうんだったら、最初から出しておこうか

今回で2回目となった、しら珠の手習い「ひらがなで美しく書く百人一首講座」。

課題は、

忍ぶれど 色に出でにけり 我が恋は ものや思ふと 人の問ふまで (平兼盛)

でした。

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意味は、

人に知られないようにと内に秘めていたけれど、私が恋をしていることが、顔に出てしまったみたい。
何か物思いにふけっているの?と、人から尋ねられるほどに。

私、全然恋なんてしてません!てな顔してるけど、周囲から見たら、バレバレじゃん!という意味です。

こういう経験、多かれ少なかれ皆さんあるのではないでしょうか?
特にカンの鋭い女子は、

「何かいいことあったでしょ?」と、

友達に突っ込みを入れたり、逆に聞かれて素知らぬ顔できなかったり(苦笑)

この歌は、

歌人が歌を詠み合って、優劣を決める「歌合(うたあわせ)」という会で、最後に残った2首のどちらが勝つか…という段になって、主催していた村上天皇が、この歌をずっと口ずさんでいた…というエピソードでも有名です。

この時のお題が「忍ぶ恋」。

ちなみに、惜しくも負けてしまったのが、同じく百人一首に載っている、

恋すてふ 我が名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか (壬生忠見)

私が恋をしているという噂が早々に立ってしまった。誰にも知られないように密かに思い始めたばかりなのに。

どちらも、現代にありそうなお話ですね。

実は、この歌を選んだのには理由があって、ホロスコープ的には来週やって来る一大イベント

5月16日 天王星おうし座入り!

のことが、最近頭にずっとあって。

自分らしく五感に正直に生きることが、これからのスタンダードになっていく中で、色んなことを隠したところでどうしようもなくて、本音と建前みたいなものの垣根が無くなっていったり、正直に「顔に出てしまう」とか「思いが伝わってしまう」んじゃないかと思ったので、この歌を選びました。

という理由で、今回のブログのタイトルが、こうなった訳です。

小筆を使った練習では「実用書」「連綿線を生かした仮名」、ご希望に合わせて好きな方を学ぶことが出来ます。

連綿線を生かした仮名は、読みにくいのですが、先月のレッスンで「変体仮名」に興味を示した方が多かったので、街中で見つけた「変体仮名」でクイズを。

これは、新宿駅近くのとあるお店の暖簾ですが、

「追分だんご」の「ご」の形、何か変じゃないですか?
これが変体仮名なのですが、古(こ)に、濁点(゛)がついて、古゛(ご)と読ませています。

練習は、字単体の形だけに意識を向けていると、全体で俯瞰して見た時に、縦の流れが悪く見えてしまいます。
お手本を見ることも大切ですが、お手本に頼りすぎず、息を止めず(笑)呼吸するかのように自然な流れを作りながら書けるのがゴール。
縦の流れを美しく書くための筆慣らしをした後で、字を書き進めていきます。

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最初は、書きながら意識を向けるところが多すぎて、少々パニックになりながらも、最終的には美しい流れのある作品が仕上がりました。

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次回は、6月16日(土)13:00~から開催。
初めての方でも筆の持ち方から指導いたします。
日常の字を美しく書きたい方、和の文化に触れてみたい方、是非ご参加ください。

お申込み・お問合せはこちらまでどうぞ!

【書道上達の秘訣】すぐに現場で使える「生きた練習」をする

私もその要素が非常に高めなので「類は友を呼んでいる」のだと思っているのですが、書工房しら珠のレッスンへいらしている生徒さんは、「何らかの沼」にどっぷりとハマっている方が多いです。

それが、モノであったり、スポーツ選手であったり、芸能人であったり、アイドルであったり、俳優さんであったり、ミュージシャンであったり…ジャンルは様々なのですが、「何かを(誰かを)とことん好きになる力」がとても高い方々。

「好き」という力はものすごいもので、「これがあるから頑張れる」というテッパンのようなものを皆さん結構お持ちになっていて、自分のテンションを上げるためのきっかけ作りが上手な方が多いような気がします。

書道のみならず、どの習い事もそうかもしれませんが、「自分がこうなりたい」というビジョンや目標が決まっているけど、そこに行くまでの過程を考えると、とてつもなく長い道のように思えて、ブルーなる…。

そんな気分になるのはとても分かります。苦手なものを克服するために教室に通っているのに、先生の手本や動きなどを見てしまうと、何だか出来る気が全然してこない…。目標設定が高くなりすぎて、どうやって一歩一歩克服したら良いか分からなくなる…でも上手になりたいし…と逡巡する訳です。

というモヤモヤを突破する方法はいくつかあると思うのですが、「好き」という想いを力に変えるべく、私は、市販されているペン字・筆ペン練習帳には絶対載っていない文例でお手本を作ることもしています。

だって、せっかく練習するからには、テンション上がるもの書きたいし、実践でも使いたいでしょ?

そのためには、私は、最高級の人参を全力でぶら下げます!
(=生徒さんのテンションが上がる、オリジナルのお手本をいくらでも書きます。の意。※但し、公序良俗に反しない範囲で)

ということで、実用書のレッスンでは、ご要望に応じて、好きな方のお名前や、ファンレターに使えそうな内容をお手本で書いたりもしています。

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このお手本は「行書」で書いています。
「行書」という言葉の響きは、書道を長い間やってきた人でないと耳なじみがないし、日常生活では書くことがないんじゃないか…と思うかもしれませんが、ちょっとしたメモ書きの時にもササッと使えて、意外とラク。

きへん(木)、のぎへん(禾)、さんずい(氵)、やまいだれ(疒)などは、日常でも意外と使うことが多いと思うのですが、形を覚えてササッと書けると時間短縮になるだけではなく、字が大人っぽく見えるので、覚えていて損はない書体です。

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生きた練習をすること、すぐに現場で使うことが、書道上達の秘訣の一つです。

あなたの気分が上がる、オリジナルのお手本で楽しく練習してみませんか?

書道教室〜趣味・実用コース/趣味・創作コース〜

人間はカテゴライズされることで安心するけど、その枠を越えたところに、もっと自分の魅力を発揮するチャンスがある。

初めての試みの連続だった、及川智恵さん主催のイベント「マジメなアソビ」。お越しくださった皆さま、ありがとうございました。

イベント中のトピックスは、終了直後にツイートしたのですが、

書家にあるまじき展開…。

今回は、おひとりずつ占いセッションをしながら、

「誕生日から導く、あなたの味方になるインテリア書 ※ミニカルテ付き(仮)」を作るために必要な「言葉」や「色」をお伝えする…というのがメイン。

それ以外の時間は、アトリエにいる雰囲気でずっと字を書いていようと、色んな道具や資料も持参していたのですが、全く字を書くことなく終了しました。

イベント中、ほとんどの時間は、セッションしたり、書家になったきっかけを話したり、アート談義に花を咲かせたり…とにかく多くの方々と語り合うひとときでした。本当に楽しかった!

↑バラエティに富んだ展示の数々。

 

特に面白かったのは、セッションした方の多くが、

・占いが好きという訳ではない(むしろ、あまり信用していない)
・アートにすごく興味がある!大好き!という訳でもない
・…でも、「書道×占い」って、何か面白そうな気がする

という感覚を持たれていたこと。

「類は友を呼ぶ」じゃないですが、イベントに来てくださる方は、大なり小なり、出展者の個性のどこかに共鳴してくださっていたり、琴線に触れる部分があるのだろうと思っていて。

ということは、私たち出展者4人は「あまのじゃく」なのだろうか?と、ふと頭をよぎったのですが(笑)、色んな方とお話していて感じたのは、私たちのことを、

「カテゴライズしにくい場所に居るから、そこに面白さを感じてくれている」

のかもしれないなぁと。それが4人の共通点なのだろうし、智恵さんがお声がけくださったのも、そこに理由があったのかしら?と、勝手に思っています。

日本人は特定の枠にはめて物事を考えるのが好きと言われます。自分でもついやっちゃうけど、血液型もしかり、出身地もしかり。

占いも、「あなたの月星座は○○座だからこんなところがあって…」というカテゴライズをするもの。
自分自身を納得させたり、安心させるツールとして、大切なものだと思っていますが、その枠だけでその人を語ろうとしてしまっては、本当にもったいない。

途中から、セッションした方には、

「占いでは○○と出てはいるけど、やりたきゃ、やりゃあいいじゃん!」

という類の発言を何度か繰り返していたのですが、枠云々を越えたところに、その人の魅力であったり、チャンスがもっとあるんじゃないかと。

その自分の枠を越えるためには、他の人とお話をすること、意見を聞くことは大切だと思っています。それは、友人知人でもいいだろうし、それが嫌なら専門家でもいいし、今回のようなセッションでもいいかもしれない。

今回の「マジメなアソビ」でも私自身がそうだったのだけど、例えば、自分で自分の最大限の枠を「直径1m位の球体」だと思っていたとしたら、ある人は「1辺5mの立方体」だと思っているかもしれないし、また別の人は「お前は形に見えるとかそういうんじゃないレベルの存在なんだよ!」という驚きの見積もりをするかもしれない…。

自分が決めている枠は意外と小さくて、実際に色んな方とお話して、今回の「書道×占い」のインテリア書も、今後どう発展させるか?というヒントをいただけたりしたのも、本当にありがたかったです。

今は、個人で発信できる時代になったからこそ、その分チャンスがあるということ。仕事に関しても、例えば、

・ナントカ協会に入っていないと生き残れない
・どこかの事務所に所属していなければ売れない

みたいなことは、もう無くなってきてはいますが、情報量が多くなると、どんどん埋もれてしまい、まずは「知ってもらう」という機会すら持てなくなってしまう。

今回、サンドウィッチマンのネタのツカミの

「名前だけでも覚えて帰ってください」

じゃないけど、まずは、「こんなことをやっている人がいる」と、直に見てもらえる機会をいただけたことに、本当に感謝しています。ありがとうございます!

会いたい時に、会いたい人に、会いに行くべし!

5月5日(土・祝)に出展する「マジメなアソビ」の開催まであと3日。

5月5日(土・祝) GW1日限定企画「マジメなアソビ」に出展します

今回は、個展のような作品展示ではなく、インテリア書に関するセッション以外は、普段のアトリエ作業をそのまま持ち込む…という初めての経験をするので、そもそも「何をどのくらい持っていくか?」という見当がつかなくて、少々あたふたしております。

最近は、字のようで字に見えないようなものを書いたり、
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チラシで折った紙ひこうきに字を書いたりしていることもあるので、
書道,現代アート

ふらっといらした時に、もし字を書いていなくて「紙ひこうき」を折っていたとしても、気にせず臆せず話しかけてください!話す勇気がなければ、遠くから生暖かく見守ってていただけるだけでも嬉しいです。

 

この「マジメなアソビ」。前のブログにも書きましたが、昨年私はお客さんとして行っておりました。主催をしている及川智恵さんのことは、当時、魅力翻訳家という肩書きで活動されている側面しか知らなかったので、写真の展示やワークショップがあるというのを知って、

「へぇ、智恵さんって、こういうこともしてるんだ、なんか面白そう!」

という、それはもう軽い理由で訪れたのでした。(智恵さん、「軽い理由」なんて言ってすみません…。)

このように、直感的に「なんか良く分かんないけど面白そう!」と思ったら、常識や先入観が入り込んでくる前に行動に移して、とりあえず会いに行ってみたらいいじゃん!と思う理由がいくつかあって。

 

■自分の可能性を広げるヒントがたくさんある

私は、特定の流派に属さずに書道の仕事をしているので、いわゆる書道の「師匠」がいません。

師匠の存在は自分を成長させるもの。いくら師匠がいないからと言って、人に頼らずに同じことをやろうと思っても限界がある。そんな時、自分の可能性が広がる人との出会いは、師匠との出会いのようなものなんだろうなぁ…と、いつも思っています。

自分が活動している分野で成功している人だけではなく、あえて、自分とは全く違う分野で活躍している人と接するのもオススメ。

本当に成功している人は、自分が属している業界全体を活性化したいという思いが強いので、基本的に、自分が得た利益を自分だけのものにしてしまおうという考えがなく、成功するための秘訣を惜しみなくシェアしてくれる人が多いです。

 

■自分のブランド力を客観的に知るチャンス

個人事業主として仕事を始めて特に感じることですが、仕事をしていく上で必要なのは、技術力とブランド力だと思っています。

特に、ブランド力をつけるには「自分を知ること」が本当に大事。

「自分を知る」作業を掘り下げて行く時には、自分が今まで出会った人や出来事など、経験したことの中から選んでしまいがちだけど、

豚肉、ニンジン、玉ねぎ、じゃがいも…これらの素材の良さを最大限に生かす料理は、「カレー」だよね!と自分が思っていたら、「いや、肉じゃがの方がもっと素材の良さが引き立つんじゃない?」という人もいるかもしれないし、「ポトフがいい」という人もいるだろうし、はたまた、誰も作ったことのない超美味しい創作料理を提案する人もいるかもしれない。

自分では考えつかなかった料理(=魅力、自分の活かし方)の存在に気づかせてもらえるのは、やはり自分ではなくて他人。

「えっ?私って、そういうこと出来そう?」というヒントが出てきたり、「へぇ、私はそう見られてたんだ!」という意外な発見もあるかもしれません。

実際に、私が今まで実施した講座やワークショップ、サービスは、この流れで決まったことが多いです。

 

■実はお仕事の縁も繋がりやすい

昨年の「マジメなアソビ」で出会った方々が、何人かレッスンに来てくださっています。

今は、ありがたいことに、SNSや検索などで見つけて来てくださる方も増えていますが、母数は違えど、確率で行けば、直接会った方との繋がりの方が、Web経由の何百倍とかになるんじゃなかろうか。

元々、智恵さんのイベントは人と繋がる率が高いというのもあるけれど、これってすごい確率だなぁと思っています。

それは、ブログやSNSの文章で伝えきれていないことが多いからじゃね?という、文章力などの問題もありつつ…使い古された言葉ではあるだけど「Face to Face」も、やっぱり必要。直接会うことでしか伝わらないことは、多いと思っています。

 

ということで、あと3日に迫った「マジメなアソビ」。
入場無料ですので、ご家族・お友達お誘い合わせの上、ぜひ遊びにいらしてください!

5/5(土・祝)今年も「マジメなアソビ」開催します!

気持ちがコントロールできれば、筆のコントロールもできる

毛筆のレッスンをしていると、同じお手本でも様々な書き方をする生徒さんがいらっしゃいます。

「字は心の表れ」と言われていたり、筆跡鑑定というジャンルが存在しているように、書いた字には、その人本来の性格や、その時々の調子・気分が存分に反映されるもの。

「今、○○な気持ちで書いてませんでした?」と問いかけると、
「あれ?バレました?」

という返事が生徒さんから返ってくるのがほとんど。それだけ、字から読み取れる情報は多く、その時の心理状況や性格的なものも意外と当たっていたりします。

これが「え?先生、占い師なの?」とか言われてしまう所以なのですが、
(占い師疑惑のエピソードは、以前の記事「気持ちが収まると字が収まる」をご覧ください)
今回は、生徒さんが書いた字や、生徒さんとの会話を通じて感じた、心理状況や性格的な特徴を挙げてみました。

自分に集中して字を書くことを通じて、自分の意外な一面が発見出来たり、普段の生活でより意識を向けた方が良いポイントが見えてくるかもしれません。

 

■後半に行くにしたがって、字が小さくなりメリハリがなくなる


スタートダッシュは良いものの、後半失速するタイプ。瞬発力は高いのに力の配分が上手くいかず、早い段階で力を使い切ってしまって、後半どうでもいいや…と思ってしまうことも。息を止めてゆっくり時間をかけすぎて書いている可能性もあります。書く時はリズム感とスピード感を大切に。

 

■最初は字が小さめだが、尻上がりに字のバランスが良くなる


スロースターター。エンジンがかかりにくく、調子が出るまでに時間がかかるタイプ。「能ある鷹は爪を隠す」じゃないですが、本来実力はあるのに、すぐに表に出し切れないままでいると、「ねぇねぇ、その爪いつ出すの?」ということになりかねません。
せっかく良い素質があるのですから、起筆(書き始め)も自信を持って思い切り良く、最初かパーン!と自分を表に出して書きましょう。

 

■全体的に字が小さい


慎重な性格の持ち主。または、何らかの理由で気持ちが萎縮していたり、自信をなくしていたり、疲れが出ている時期かもしれません。理性的で自分を抑えるクセがついていて、何かやらかして注意されるくらいなら、目立たずに大人しくしていようか…と思っている可能性も。とめ・はね・はらいも弱くなる傾向もあるので、一画一画書く度に、丹田に力を入れることをより意識しましょう。

 

■全体的に字が大きい


チャレンジ精神が旺盛ですが、後先考えない傾向が。思い切りが良いので、線質には勢いがありますが、はねが少々雑になりがちなのもこのタイプ。物事を始める前は、勢いに任せすぎず、周囲の状況を自分なりに少し整理して、一呼吸置いてからゆっくりスタートしましょう。内なるパワーは沢山ある人なので、最初から最後まで長く穏やかな力を出せるように意識しましょう。

 

■途中で諦めてしまう


完璧主義なところがあります。1ヶ所失敗してしまうと、もうこの結果はダメだと決め付けてしまって、勝負をしない傾向があります。まずは、結果はどうであれ最後まで続けることが大事。フィギュアスケートの選手がジャンプを失敗しても途中で辞めずに最後まで滑るのと一緒です。一度失敗したくらいで投げ出さず、平均値を上げていくことで結果を残すことも考えましょう。

 

筆には、などの動物の毛が3000本近く使われていると言われています。
書道は、これらの3000本もの毛を総動員して、太さ細さなどをコントロールし、色々なところに気を配りながら書く訳ですから、本当に大変な作業です。字の美しさを保つために、少々の失敗にも動じない心や、最後まで作品を書き続ける持久力などなど…身につけておきたいことは沢山あります。

書工房しら珠のレッスンでは、書く前にゆっくりと墨を磨る時間を設けています。これは、自分なりに気持ちを整理し、落ち着いた精神状態で字を書けるようにするため。墨を磨りながら仕事のグチが出てしまうこともありますが(笑)それもベストな状態で書道に取り組むための大切な準備だと考えています。

数年前から話題になっている、マインドフルネスや禅の思想にある「今、ここに集中する」ことで、自分がどんな感情を抱いているか、その心理状態などを観察することができ、ネガティブな感情に気づいて修正することもできます。
自分の感情を見つめることは、普段はつい見逃してしまいがちですが、この繰り返しが、心の安定や自分の本来の力を出すことにも繋がります。

私も、作品制作の時は、途中で「あ゛ーっ、違う!」と放り出したり、書いた字を見て「気持ちが全然入ってない」など良くやらかしているので、大それたことは本当に言えないのですが…。

日常生活において自分の力を100%出し切る訓練、自分の感情をコントロールする訓練には、やはり書道はオススメです。

その訓練は、書工房しら珠の「趣味・実用コース」と「趣味・創作コース」で!

書道教室〜趣味・実用コース/趣味・創作コース〜


美しきおひとり様、小野小町の歌を書く

今日は、しら珠の手習い「ひらがなで美しく書く百人一首講座」第1回。記念すべき初回は、小野小町。桜が散ったばかりの東京の今にぴったりな句を選びました。

 

花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

 

桜の花が散って色あせていく姿と、自分の容姿の衰えを重ね合わせ、その憂いやむなしさを詠んだ歌です。

この句は、「修辞法」「掛詞」などが使われているのですが、

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※あー、古典の授業で習った!懐かしい!

 

何よりこの句がすごいのは、「自分のことを桜の花の美しさに例える自信」に尽きます。その自信、欲しい…。

小野小町の美しさがどのようなものだったのか、本当のところは謎で(30年位前の男性の「ソース顔」「しょうゆ顔」じゃないけど、時代によっても顔の美しさはトレンドもありますし)、平安時代は、歌が詠めるのが大事なモテ要素だったと言われています。

六歌仙の中での唯一の女性であった、人気歌人の小野小町が貴族社会の中でモテたのは当然なんでしょう。

 

というようなお話をしながら、次はひらがなの書き方の説明へ。今月のお手本はこちら。

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ひらがなはくずし過ぎず、実用的な場面で有効活用できるように、3~4ヶ所の連綿線のポイントを入れたお手本をご用意しています。

もし、連綿線美しい本格的な「かな」にチャレンジしたい方は、こちらのお手本もご用意。

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花の以ろ八 雲つり二介里奈 い多つら耳 和可美与二ふる 難可面せし万二

 

ここでちょっと寄り道。
この仮名は「変体仮名」を使っています。お蕎麦屋さんやうなぎ屋さんの読めない字、見たことありませんか?あれです。

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今は、一音で一字のひらがなが充てられていますが、昔は、一音で複数の字が仮名として使われていました。
例えば、今使われている「あ」は「安」が変形したものですが、昔は「阿」「悪」「愛」などが元になった「あ」もあったのです。

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ということで、本編に戻ります。

かなは、縦の線を美しく書くのがポイントなので、「の」「り」を繰り返す書く練習で、筆慣らしをします。

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コツは、肘を引きながら書くこと。

その後、いよいよお手本を見ながら練習です。

最初は、細い線をおそるおそる書いていた参加者の皆さん。徐々に書くスピードが上がり、リズム感も良くなっています。

おっかなびっくりでゆっくり書いていると、集中力が持たなくなり、下の句を書く頃には力尽きてしまったり、縦書きの流れが滞ってしまうので、ある程度のスピード感とリズム感はとても大事なんです。

かなに果敢にチャレンジしてくださった参加者の方も。

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初めてとは思えない、線の太細の表現!素晴らしいです!

・表現の幅が広いのが楽しい
・線が硬くなりがちなので、女性らしいしなやかな表現が出来るようになりたい
・変体仮名のことがもっと知りたい

などのご感想をいただいた今回の講座。

次回は、5月12日(土)13時~開催いたします。「小筆持って字を書くなんて何年もやってないわ…」という方も、筆の持ち方から指導いたしますので、安心してご参加いただけます。
お申し込み・お問い合わせは、こちらからどうぞ!

自分の引き出しからは、何を引っ張り出して使ってもいいじゃないか、人間だもの。

5月5日(日・祝)雑食系フリーランス及川智恵さん主催の「マジメなアソビ」に出展することになりました。

昨年、私は「マジメなアソビ」にふらっと遊びに行っていた側だったのに、今年は出展することになるなんて!

まさかのお声がけにビックリしたのですが、「新しいことに挑戦したそうなことがある」人に声をかけていたそうで。

 

んもう、智恵さん。
私が次の一手をどう打とうか…と悶々とした思いをキャッチしてくれている!何という絶妙なタイミング。

 

ということは、いよいよアレを試す時が来たってことだよ( ̄ー ̄)ニヤリ

 

1~2ヶ月ほど前から、SNSではこっそり実験的にアップしていた、

「誕生日から導く、あなたの味方になるインテリア書 ※ミニカルテ付き(仮)」

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※これは私の誕生日(1976年1月22日)から導き出した「色」「数字」「言葉」で作っています。

 

以前から、「書道」×「ホロスコープ」の掛け合わせで、何かが出来ないかなぁ…と思っていたのですが、やっと形に出来る時が!

 

私は、数年前に「人は千差万別である」ということを知るためのツールとして、ホロスコープの勉強し始めたのですが、始めてみたら、自分のことを知るのも本当に楽しくて(時には、大いなるガッカリも経験しましたが…)

「そりゃ人は全然違うもんだから、仕方ないよね」
「みんな違うから面白い、ってぇこともあるもんなんだね」

と、全力で肯きながら勉強を続けてきました。

 

元々は、自分を納得させるためだけの勉強だとしか思っていなかったものの、ホロスコープをやっているという話をポロッとすると、意外と面白がってくれる人もいるもので…。

ここ2~3年は、バーでお客様相手に占いさせてもらったり、こっそり占いのブログを上げていたり(今は閉じちゃいましたが)、ご要望があれば教室の生徒さんも見させていただいたりしていました。

 

自分の引き出しの中に知識として入れっぱなしで、取り立てて表に出さなくても…と引っ込めていたものでも、いざ表に出してみると、

「あら!あんな場面でもこんな場面でも役に立つの!?」

という経験が少しずつ増えたりして。

 

ということは、趣味だ仕事だと分けたりしなくたって、自分の中にあるものは何を使っても良いんじゃね?と思うようになり、今回チャレンジすることにしました。

 

今回のインテリア書は、ホロスコープとはちょっと違うアプローチですが、生年月日から導き出した「色」「数字」「言葉」で、あなただけのオリジナル作品を作ります。

 

これから数年間は、誰もが飛びつく万人受けするマス向けのものよりも、

「他の人がどう思おうと知ったこっちゃない」
「自分が好きなものは好きなんじゃ!」

というように、一見すると他人には理解されにくいもの、よりマニア度の高いもの、自分にだけ合うもので自分自身を満たすことがテーマになっていきます。

 

普段の居場所も、いかに自分が心地良い空間づくりが出来るかが大事になってくるので、そこに、自分を味方にできる作品を飾れたら最高なんじゃないか!?…と思っております。

 

事前のご予約は不要なので、ぜひ遊びにいらしてください!
インテリア書に関する詳細はこちら

 

また、開催時間中は、インテリア書制作に関わるセッション以外は、資料やら道具を色々持ち込んで、半分はアトリエにいる気分で、ただひたすら何かしら書いてると思います。

 

何を書くかはその日にならないと分からないですが、お茶飲みながら、私が書いている様子を見たり、作品についてあれやこれやお話する機会が出来たら良いなぁと思っています。

昨年はちょっと顔出したほんの短い時間でもたくさんの出会いがあって、レッスンに来てくださる方がいたり、作品を購入して下さったり…と、数珠繋ぎでご縁が繋がっております。

とても居心地が良い空間だったので、今年もそんな空間作りに貢献出来たら嬉しいです。

 

日時:2018年5月5日(土・祝)11:00~17:00
場所:レンタルスペース テポニティー
東京都世田谷区代田3-42-7 1階(小田急線 世田谷代田駅より徒歩5分、梅ヶ丘駅より徒歩7分、京王井の頭線 新代田駅より徒歩10分)
料金:入場無料(物販、セッション、ワークショップ等は有料)

参加方法:原則として申込不要です。お好きな時間にふらりとお越しくださいませ。
※一部セッションやワークショップは事前予約が必要な場合があります。

指が痛くならない!正しいペンの持ち方とブレない線の引き方

今年に入って、当教室でペン字のレッスンを始める方がグンと増えております。ありがとうございます。

レッスンを始める前にお悩みを伺うと、字の形に関することだけではなく、

・丁寧に書こうとして、力が入りすぎてしまう
・指がすぐに疲れて、字を書くのがしんどい
・字を書き続けていると、ペンだこが出来てしまう

といったお答えが…。

これらのお悩みは「ペンの持ち方」が原因です。

書道教室「書工房しら珠」のレッスンでは、ペンの持ち方と縦線・横線の引き方の指導にも時間をかけていますが、レッスン中にペンの持ち方を再度チェックして「字を書くのがとても楽になった」という声を多くいただいていますので、ブログでも改めてご紹介します。

 

① ペンは、親指と人差し指でつまんで、中指を軽く添える

ペンと指が接する場所は、親指の腹、人差し指の腹、中指の側面(人差し指側)。     ペン字,美文字,レッスン,筆ペン,書道教室,習字,渋谷区,恵比寿,ペン字,美文字,レッスン,筆ペン,書道教室,習字,渋谷区,恵比寿,

 

まず、ペンを親指と人差し指で軽くつまんでみましょう。場所は「ペン先から3cm程度」の位置がベストです。

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その後に、中指を軽く添えます。

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ペンの軸を中心に、3本の指が正三角形の位置関係にあるか、チェックしてみましょう。

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② ペンは、紙に対して60度くらいの角度になるように傾ける

ボールペンの場合、ボールが回転してペンからインクが出やすい角度は、60度から90度くらいです。

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この時に、小指の外側と小指球を紙の上にくっつけましょう。

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筆圧が強すぎたり、ボールペンを傾ける角度が足りないと、ペン先の中でボールが上手く回転せずにインクがたまり、線を引いた時にインクがドバッと出て、字がダマになってしまうこともあります(泣)

 

③ 線を引く前に、小指を「クッ」と軽く握る

小指を軽く握ることで、指の力が肘に伝わり、体の軸が安定して、線を引く体勢が整います。

 

④ 小指の外側を紙の上にスーッと滑らせるように、肘を引きながら線を引く

小指の外側で紙をこすっているような感覚で書いてみましょう。
小指に意識が行くことで、3本の指には力が入らなくても、スムーズにペンが運べるはずです。

 

下の画像のように、指先や爪の色が白くなっていたり、人差し指の第2関節が直角に曲がっているのは、指に力が入っている証拠。

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最初のうちは、筆圧が弱まることに不安を覚えて、つい人差し指に力が入れたくなってしまいますが、小指を意識することで「筆圧をかけすぎなくても、字は美しく書ける」ことを実感してみてください。

レッスンでは、

・筆圧が強いために男らしい字だったのが、柔らかな字を書けるようになった
・会社の伝票やメモなどが、楽に書けるようになった

という声もいただいています。
会社名、住所、家族の名前、好きな人の名前(!)など、あなたの苦手なあんな字やこんな字も、美しく書けるコツをお伝えしています。

教室の雰囲気を味わってみたい方、自分の名前を何とかしたい!という方は、まず「ペン字・筆ペン1DAYレッスン」へ↓

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継続して受講したい方、短期間でクセ字を直したい方は、全6回の短期集中の「ショートコース」から↓

書道教室〜ペン字・筆ペンショートコース〜

ショートコースを終えた方は「実用コース」へ。宛名書きや一筆箋の文章書きなど、日常生活で活用することを想定した練習ができます↓

書道教室〜ペン字・筆ペン実用コース〜

「なんか違う」と思ったら、その違和感を言語化する

レッスン中、私が添削をするために、朱墨を付けた筆を持って生徒さんにじわりじわりと近づいていくと、生徒さんが残念そうな表情を浮かべて、私のことを見ながらこう言います。

「先生、上手く行きませんでした。なんかバランスが悪いんですよね…。」

うん、確かに。お手本と見比べると、どこか違和感がある…。

 

でも、この「なんかバランスが悪い」と思ってしまう「違和感」について、具体的に

「どこがどのようにバランスが悪いと思います?」

と聞いてみると、

「ん~…」

と黙り込んでしまう。

 

書道に限らず、「なんか違う」んだけど、それが何かが分からない…でも、モヤモヤして伝えられない…という経験ありませんか?

私もあります。書道のレッスンでは、その違和感を的確に伝えられるのに(仕事だから、出来なければ逆にマズい)、普段の生活では、「んあ゛ーーっ!」と心の中で謎の叫びをしたりとか、言葉に出来ないモヤモヤがたまることも度々。

「なんか違う」と思うことはとても大切。でも、そこからもう一歩踏み込み、「なんか違うこと」を掘り下げて、その違和感を言語化することは、もっと大切だと思っています。

 

ここで、サンプルを一つ。

一番左に書いてある【春】という字のお手本と、①と②の【春】の違いを見比べてください。
お手本と見比べて、変だな?と思うところはどこかを説明してみましょう。

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答えは、ブログの最後に!

 

字が上達するためには練習量も必要ですが、この違和感の正体をつかむことなく「なんとなく書けていない」状態を抱えたまま、ただ闇雲に書く枚数を重ねても、あまり意味はありません。

私のレッスンでは、この「違和感の正体を明らかにする」ために、どこがお手本と違うのかを、生徒さんの口から出来るだけ具体的にお話してもらうようにしています。
(というより、最近は、添削する前に「ここがお手本と比べて△△だったのでダメでした…」と的確におっしゃってくださる生徒さんの方が増えていて、心の中でニヤリとしています。)

つい、朱墨や赤ペンで先に添削したくなってしまうのですが、一方的に違いを指摘するよりも、生徒さん自らが言語化した方が、自分で点や線の位置関係を論理的に考えることが出来るようになり、身につくスピードが早まります。

まずは「自ら違いに気づくこと」を大切に、その気づきをサポートするのが講師の役割だと思って、レッスンをしています。

 

「違和感を言語化する」と一口に言っても、自分にしっくり来る適切な言葉を引っ張り出すためは、経験や語彙力、何か別のものに例えるための幅広い知識なんかも、きっと必要で。

日常生活の様々な場面でモヤモヤした状況があった時に、「そう!これよ、これ!」というスッキリと晴れ晴れした気持ちまで、自分の力だけで持っていくのは、難易度の高い作業な気がします。

字を何とかしたいけど、自分ではどうしたら良いか分からない時に、私たちのような書道講師がいるように、何とかしたいと思っても答えを出せない時は、どんどん人やモノの力を借りるのがオススメ。

気の置けない友人でも良し、友人に知られたくなかったり、面倒なことに巻き込んでいるようでイヤだなぁ…という場合は、第三者となるプロの講師やカウンセラーなどでも良いでしょう。相談することがそもそも面倒であれば、音楽や本やアートに触れることで、解決に向けてのヒントが得られることもあるかもしれません。

カウンセラーや講師という名のつく人であったり、作家やシンガーソングライターなど、表現をする人は「違和感を言語化する」ことで「心のモヤモヤを解消する」のも仕事の一つ。カウンセリング、指導、音楽、小説、エッセイなどは、「そうそう!私もこれが言いたかったんだよ!」という気持ちを得るためのサポートをする役割も担っていると思っています。

いきなり自分で言語化することが難しかったら、誰かが言ってくれている「違和感」に対して、共感することがまず第一歩。

日常生活で、相手に「なんとなく」伝えたことで誤解を与えてしまったり、面倒だから言うのをやめてしまったがために、更にモヤモヤするような出来事が自分に跳ね返ってきたりすることも、この「違和感を言語化する」力をつけることで少なくなるかもしれません。自分への大いなる戒めも込めて…。

 

<答え>
① 1画目~3画目、横画の線3本の長さが全て同じ、線の方向がすべて一緒(線にそりや伏せがなく、全て右上がり)
  左はらいと右はらいの角度が狭くて、下に伸びすぎている
  右はらいの最後、右へのはらう前に角度が変わっていない
  6画目~9画目、「日」の形が、ほぼ正方形になっている

② 全体的に線が細すぎる
  1画目~3画目、横画の線3本の長さが同じ、空間があきすぎていて、3本とも線がまっすぐ(線にそりや伏せがない)
  4画目の筆を置く角度が違う(穂先が左上ではなく、右上を向いている)
  左はらいと右はらいの角度が狭くて、下に伸びすぎている
  6画目~9画目、「日」の形が、横長の長方形になっている

「毎日後悔しない生き方してる?」と問いかけられた日々から感じていたこと

今日で震災から7年。

あの震災をきっかけに価値観が180度ガラリと変わり、すぐに様々な行動を起こした人がたくさんいました。結婚した人もいれば(震災婚という言葉もありましたね)離婚した人もいたし、東北から離れて移住する人もいれば、逆に東北を元気にするために!と、UターンやIターンで起業した人も…。

私は、あの頃、震災を巡る様々な状況を見聞きしながらも、

「自分が後悔しない生き方をしてるかい?」

と、毎日どこかの誰かに問いかけられながら、ボディブローのようにブスブスと体を突かれているような日々でした。

自分の中で「どんがらがっしゃん」と何かの価値観が一気に崩れた訳ではなかったけれど、重たいヘドロのようなものに足元からジワリジワリと浸食されるというか、蝕まれていくような感覚。

 

仕事に関して言うと、当時会社員だった私は、書道を趣味でやっていたものの「おばあちゃんになってから、地元に帰ってのんびり、小さい子に教えたりしながら仕事としてやれたら幸せね…」なんて呑気に構えていました。

あれから7年経っての現在地がここだなんて、当時は全く想像していなかった。

でも、震災以降、「会社の中の自分」という枠を取っ払ったときにでも「これが私です!」と、名刺代わりに自信を持って差し出せるものって何も無いかもしれない…という焦りのようなものは感じていました。自分の存在価値が欲しかったと言ってしまえばそれまでですが。

 

私にとって、書道は手放しで「大好きっ!」と言えるような類のものではなく、「出来なくて悔しい!」「何とか出来るようになりたい!」という気持ちで続けてきたこと。

いや、好きであることには変わりはないのだけど、キラキラした感じではないんだよなぁ。どうしても泥臭さが付きまとう。

書道を仕事にしよう!というのも、ほぼ直感的に決めたものではあるけれど、今思うと、書道を通じて培った「自分の成長の証」や「自分の価値」を提供して、人の役に立ちたい、という思いが日に日に強まった結果なのかもしれません。

 

書道を仕事にすることを、まだ先のことだと呑気に構えていたあの頃からすると、本当に仕事になった時期はだいぶ早まったけど、

「自分が後悔しない生き方をしてるかい?」

というボディブローは減り、足元にへばりついていたヘドロも綺麗になってきたような気がします。だいぶ心はスッキリ。

 

その代わり。日々作品や筆文字を書いていると、

「お前の実力はそれほどのもんか!」
「まだまだ書けるんじゃないんかぁ?こらぁ!」

と、もう一人の自分なのか妄想なのか、何なのかもはや分かりませんが、ボディブローというよりは豪快にアッパーカットを決められて、「あー、ごめんなさいっ!」てなることは、それはもう多々あります。早い話がダメ出し。

(この状態を放ったままにしておくと、ただの自己嫌悪の塊になるので、書き終えた後は、今日も一日頑張って書いた!と自分を褒めることにしていますw)

何かに追われたり浸食されたりするような心理状況は、基本的にはあまり変わっていないけれど、目指すものが明確になったという点では、あの頃とはステージが変わったというか、一皮向けたのだろうと前向きに捉えています。

 

仕事は、需要と供給で成り立つものですから、私の場合、私が書いた字やメソッドなどに、何らかの価値を感じてくださっている方がいるからこそ仕事として成立できています。今の環境やタイミングも含めて、本当にありがたいことです。

近江商人の「三方よし」みたいに、せっかく出会ったご縁なのだから、自分も相手も社会全体も、何やかんや大変なことがあっても、お互いが上手く循環して、最終的にはお互いが笑顔で仕事が終われた方が良いに決まってる。

その良い循環を生む為には、日々自分の価値をどんどん上げて行かなければと思います。

これからは、自分が好きなことや面白いなぁと思う業界で、自分の価値が生かせて、「自分が役に立てること×自分が好きなこと」の掛け合わせで仕事が出来たら最高!様々な形で、私の字がお役に立てたら、この上なく嬉しいです。

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【就活生・転職者必見!】履歴書を美しく見せる、おすすめペン4選!

3月に入って、2019年卒の学生さんの就活もスタート。
近年は、エントリーシート(ES)の提出もWEBが主流になっていますが、手書きの履歴書の需要もまだ多いようです。

採用担当者は膨大な量の履歴書を見る訳ですから、会社側に「あなたに面接で会いたい!」と思わせる「パッと見の第一印象が良い」履歴書を書けるかどうかが、大切なポイントです。

字は、自分の気持ちがだだもれしますから、「履歴書はラブレターを書くような気持ちで書きましょう♡」というのは良く言われる話ですが、それと共に大切なのが、ペン選び。

ペンは、ペン先が同じ太さでも、メーカーによってインクの発色や書き味が異なるので、慎重に選びたいもの。100円~200円の投資で字の印象が大きく変わるのですから、侮れません。

今回は、私が履歴書用としておすすめするペンを4種ご紹介します。

 

サラサクリップ 黒 0.7mm(本体価格108円+税/ゼブラ)

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ゲルインクタイプのボールペンの中では、特にインクの発色が良く、書き心地も抜群。ペンの軸部分がラバーグリップになっているので、字を書き続けていても疲れにくいです。
私の行きつけの美容室のアシスタントさんは、就活の時にサラサクリップで履歴書を書いて合格したそうで、それ以降、美容学校の生徒さんが、験担ぎで一斉に使い始めたんだとか。
当教室では、ペン字レッスン用に、サラサクリップを常備しております。

 

ゲルインキボールペン 黒 0.7mm(本体価格80円(税込)/無印良品)

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ゲルインクタイプのボールペンで書きたいけど、紙がツルツル滑って書きにくい…という人にはおすすめ。ペン先が滑り過ぎず、紙への引っ掛かりが適度にあるので、普段のメモや走り書きには若干ストレスを感じるかもしれませんが、履歴書のように、ゆっくり丁寧に書く場合には適しています。とめ・はね・はらいのメリハリが付いた字が書きやすくなります。

 

ジェットストリーム 黒 0.7mm(本体価格150円+税/三菱鉛筆/uni)

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油性ボールペンの中で発色の良さはダントツ。書き味がとても滑らかで、にじみも少なく速乾性があります。水にも強いので、紙が大雨で濡れるかも…などといった非常事態を懸念する場合は、一番安心なタイプ。
但し、ゲルインクタイプよりも若干線が細く見えてしまうのと、正しい角度と適度な筆圧で字を書けないと、インクが溜まって字がダマになることもあるのが難点。
ジェットストリームも、当教室に常備しております。

 

プラマンJM20 黒(本体価格200円+税/ぺんてる)

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ボールペンではなく水性ペンですが、プラスチックのペン先が万年筆のようになっているため、サインペンのような書き味がありながらも、筆圧のかけ方によって線の強弱が出せて、字に立体感が出ます。
但し、使い続けているとペン先が太くなってくるので、スペアを用意していおいた方が無難かも。

 

以上4種をご紹介しましたが、筆圧や好み、紙との相性もありますので、実際に、文房具売り場で試し書きするのをおすすめします。どのペンも、市場に多く出回っている商品なので、比較的見つけやすいはずです。

 

最後に、履歴書を書く時に良く使う字のお手本を書きましたので、練習用にどうぞ(^_^)

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※こちらのお手本は、サラサクリップ0.7mmで書きました。

 

履歴書の字を本気で何とかしたいというあなた、実際に書いた履歴書を持って来ていただければ、書工房しら珠の開講日に、1回1時間3,000円(就活生は2,000円)で添削レッスンいたします。
団体レッスンもお受けしています。お申し込み・お問い合わせは、こちらのお問い合わせフォームからお願いいたします。

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流/留(Ryu)

漢字辞典で隣り合っていた、同じ響きでも意味が反対の字。

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昨日の東京の大雨で、色んなものをザーッと流しきったかと思えば、あちこちに水たまり。

流しきれていないものが、まだまだありそう。

【小筆でひらがなを美しく書くコツ】紫式部になったつもりで筆を執る!?

今の時代「男手」と「女手」と言えば、何を思い出しますか?

「重い荷物を運びたいから、男手が欲しい!」
「女手ひとつで娘を育てた」

など、「男手」「女手」ともに、労力の提供や働き手という意味で使われますよね。

 

しかし、その昔、「男手」「女手」という言葉には、全く別の意味がありました。

 

今から約1000年前の平安時代、貴族社会の公な場で男性が書いていたのが「漢字」は「男手」

女性は漢字を学ぶことを禁止されており、和歌や日記などを書いていた「ひらがな」は「女手」と呼ばれていました。

 

書道教室「書工房しら珠」のレッスンで、小筆で「ひらがな」書くのに苦慮している生徒さんに、漢字とひらがなの違いをイメージしてもらうために、この話題を出すことがあります。

 

直線と曲線の組み合わせで出来ていて、左右非対称な字が多い「ひらがな」は、書道関係者の中でも、漢字よりも難しいと思っている人は多く(私もそう思っている一人)、漢字よりひらがなが苦手という生徒さんも結構いらっしゃいます。

主に生徒さんから出てくる悩みは、

・緩やかな曲線が上手く書けない
・筆の太さの調節が難しい
・字に繊細さが無い
・男らしい大ざっぱな字になってしまう

といったところ。

そんな時に、細かい筆遣いや筆圧の調整、字形の指導をすることもありますが、まずは、

「あなたが思う平安時代の女性、例えば、紫式部を想像しながら書いてみましょうか」

とお伝えすることもあります。

私は、この時代の代表的な女性として、紫式部を挙げていますが、もしイメージ出来なければ、

過去に見た大河ドラマに登場した、十二単を着た美しい女性でも、
歴史の教科書で見たことのある宮中絵巻図でも、
左手に巻紙を、右手に筆を持ってサラサラっと「かな」を書いている女性でも、

何でも構わないので、貴族社会の華やかな暮らしや、優雅な雰囲気を想像しながら書いてみる。

 

これは、書く時のモチベーションの上げ方の一例で、全身に入っている力を緩めて、筆の動きを軽やかにするという狙いもありますが…

美しい字を書こうと思ったら、形も大切だけど、字に自分の思いや情景をどれだけ乗せられるかがもっと大切!

自分の気持ちのこもった字が書けるようになると、字を通じて相手に与える印象も大きく変わります。

あなたの想像力をフル活用して、たまには違う誰かになりきって、楽しく練習に励みましょう。

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めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな(紫式部)

 

当教室人気の「漢字(男手)」と「ひらがな(女手)」を学ぶコースでも、前半と後半とで別の性を演じるくらいの心意気でレッスンに臨まれると、字にも大きな変化が出るはず。

書道教室〜趣味・実用コース/趣味・創作コース〜

出来ることなら、自分の作品が名だたる美術館に所蔵されるのをこの目で見てみたい!(生きているうちに)

あまり個人的に残念なお知らせをブログに載せることはないですが、自分を奮い立たせるためにもあえて。

本日、日本初の現代アート書道専門のアートフェア「ART SHODO TOKYO」の審査発表があり、数点出品していたのですが、残念ながら落選しました。

私は書道を生業としてからまだ2年弱ながらも、そもそも、日本にあまり浸透していないアートの分野で、一般的に思われがちな「たぶん綺麗で上手なんだろうけど、良く分からない」という状況を脱却して、日本の書道を世界に発信するにはどのようなアプローチが良いものか…と、常に思っていました。

そんな時に知ったのが、このアートフェア。

書道界にある様々な謎の風習やしがらみの一切無い、現代アートという切り口で真っ正面から挑むイベント。まさにこれだ!と思い、即エントリーしました。

とは言え、現代アートという分野を全く知らなかった私は、その歴史から、表現するコンセプト等々、勉強を開始。

始めて3ヶ月程ではありますが、この期間に、今までとは全く毛色の異なる作品や、これから長い時間をかけて大事に暖めて行きたいラインナップも増えてきました。これは本当に大きな収穫です。

そして、何よりも、自分の作品がこうなったら嬉しい!という目標がより具体的になってきました。

先日行ったニューヨークでも、オークションハウスの「クリスティーズ」の横を通った時には、私が死んだ後に作品の価値が上がっていたら嬉しいだろうなぁ…と思い、MoMAやホイットニー美術館に行った時には、私が死んだ後にここに作品が所蔵されたら、私が霊になっていても絶対嬉しい!と、ニヤニヤしていました。

 

そう、妄想はタダ。妄想上等!

 

先日、作品を買ってくれた友人と酒を酌み交わしていた時にも、こんな会話が。

「私が死んだ後に、○さんがお宝鑑定的な番組に私の作品出してさ、

『この作品は目時さんが41歳の時の作品なんですが、私が購入した後に、お酒を飲みながら目時さんと『私が死んだ後、この作品を鑑定番組に出してたら超ウケるよね!』なんて話してたんですよ云々…』

というエピソードとか話してたら、面白くない?」

「あー、在りし日の目時さんとの面白いエピソードを懐かしそうに語ったりしてね」

「あ、もし鑑定金額が高かったら、別に売ってもいいよ」

「いやいや売らないって!…ていうか、何で、目時さん死んでる前提?笑」

と、まぁ、ちょっとしたバカ話で盛り上がったことがありました。

死後評価されたゴッホの話が頭にあるからか、妄想もバカ話もなぜか、私が死んでることが前提(笑)

アートが浸透していない日本で、作品が評価されて世で認められていくのには相当な年数かかるだろうという思い込みで、何となく私が死んでる前提になっていたのですが、本当は生きてるうちに、自分の作品がこのような状況になったら嬉しい!

今回の結果が出たすぐ後は私もへこみまして。ツイッターにこんなことも書いている時には、だいぶ復活しておりますが、

一晩明けて、今日は、むしろ書道の新時代の幕開けにテンションが上がっています。
次回は秋開催予定とのことで、またチャレンジします!

「ART SHODO TOKYO」の展示は、4月28日から30日まで、三鷹市芸術文化センターにて。
詳細はこちら

世界に打って出る現代書道アートがどのようなものか、この目で見られるのが今から楽しみです。

 

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恵比寿神社付近之繪圖(A old map, the vicinity neighboring Ebisu Shrine)
今回エントリーしていた、建物名や家主の名前が書かれた地図ではなく、その場所にどんな目的で集い、どんな営みが繰り広げられているか?という視点を元に、古地図風に再現。今後バリエーションを増やしていきたいラインナップの一つです。

年齢とは単なる数字だけど、年の数だけレベルアップしていきたい。

本日42歳になりました。

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今日はさすがに誕生日なので、自分が何歳になったのかは分かっていますが、周りの人と年齢の話になる度に「あれっ?私、何歳だっけ?」と、本当に分からなくなることがあります。

「それって、わざと年齢言いたくないんでしょ?」
「年ごまかしたいんじゃないの?」

いうことではなく、自分が何歳かを気にしていないので、本当に分からなくなるのです。40代前半というのは認識できているので、年齢を聞かれたときは、41歳〜43歳辺りをウロウロ…。

元々「あー、年を取りたくないなぁ…」と思ったこともあまりないし、年齢を聞かれても躊躇せずサラッと答えます(前述のように、普通に間違ってしまうことはありますが)。

もちろん、年齢を聞かれて、

「何歳だと思う~?♡」

なんていうこともしません。(←これが自然に言えるような人間になっていたら、もっと私の人生が変わっていたかもしれない 笑)

 

「年齢は単なる数字にすぎない」

という言葉を度々耳にします。

これを最初に言ったのが誰かは分かりませんが、「年齢は単なる数字」と、Google先生で検索すると、一番最初にこちらが出てきます。

英語のことわざ【年齢は単なる数字】

年齢は成熟を保証するものではない  -ラワナ・ブラックウェル(アメリカの作家)

 

確かに。

10歳でも成熟した考えを持った人もいれば、20歳で自ら命を落としてしまう人もいる。
50代で投げやりな生活を送る人もいれば、60代で新たな挑戦をする人もいる。

 

前のブログで、作者は、作品に生き様が100%表れているかを見られているということを書いたけど、

「何年生きてきたか」ということよりも
今まで&これから「何を経験して、何を感じて生きていくのか」

ということが大切で、成熟した人生を送るためには、幸せの照準を、自分が思う方向に常に合わせられているかを意識する必要があると思っています(←これは、度々私も忘れちゃうことがあるので、自分への戒めのためにも言っている)。

 

以前、ある方に、

「あなたは、あなたの人生を生きていい」

と言われたことがあるのですが、何か迷った時、例えば、

親や大切な人が思う幸せ像につい合わせていないか?
世間一般(という曖昧模糊としたもの)で言われている幸せ像に踊らされていないか?
自分の幸せの鍵を他人に預けっぱなしにしていないか?

ということは、冷静に見ておきたいところ。

テレレレッテッテッテー(・∀・)は、ドラクエのレベルアップ音ですが、死ぬまでレベルアップし続けられるような生き方をしようと思います。

大切な友人や仲間、多くの人の応援があって、書道を存分に出来る環境にあること、本当に感謝しています。ありがとうございます!