初めての試みの連続だった、及川智恵さん主催のイベント「マジメなアソビ」。お越しくださった皆さま、ありがとうございました。

イベント中のトピックスは、終了直後にツイートしたのですが、

書家にあるまじき展開…。

今回は、おひとりずつ占いセッションをしながら、

「誕生日から導く、あなたの味方になるインテリア書 ※ミニカルテ付き(仮)」を作るために必要な「言葉」や「色」をお伝えする…というのがメイン。

それ以外の時間は、アトリエにいる雰囲気でずっと字を書いていようと、色んな道具や資料も持参していたのですが、全く字を書くことなく終了しました。

イベント中、ほとんどの時間は、セッションしたり、書家になったきっかけを話したり、アート談義に花を咲かせたり…とにかく多くの方々と語り合うひとときでした。本当に楽しかった!

↑バラエティに富んだ展示の数々。

 

特に面白かったのは、セッションした方の多くが、

・占いが好きという訳ではない(むしろ、あまり信用していない)
・アートにすごく興味がある!大好き!という訳でもない
・…でも、「書道×占い」って、何か面白そうな気がする

という感覚を持たれていたこと。

「類は友を呼ぶ」じゃないですが、イベントに来てくださる方は、大なり小なり、出展者の個性のどこかに共鳴してくださっていたり、琴線に触れる部分があるのだろうと思っていて。

ということは、私たち出展者4人は「あまのじゃく」なのだろうか?と、ふと頭をよぎったのですが(笑)、色んな方とお話していて感じたのは、私たちのことを、

「カテゴライズしにくい場所に居るから、そこに面白さを感じてくれている」

のかもしれないなぁと。それが4人の共通点なのだろうし、智恵さんがお声がけくださったのも、そこに理由があったのかしら?と、勝手に思っています。

日本人は特定の枠にはめて物事を考えるのが好きと言われます。自分でもついやっちゃうけど、血液型もしかり、出身地もしかり。

占いも、「あなたの月星座は○○座だからこんなところがあって…」というカテゴライズをするもの。
自分自身を納得させたり、安心させるツールとして、大切なものだと思っていますが、その枠だけでその人を語ろうとしてしまっては、本当にもったいない。

途中から、セッションした方には、

「占いでは○○と出てはいるけど、やりたきゃ、やりゃあいいじゃん!」

という類の発言を何度か繰り返していたのですが、枠云々を越えたところに、その人の魅力であったり、チャンスがもっとあるんじゃないかと。

その自分の枠を越えるためには、他の人とお話をすること、意見を聞くことは大切だと思っています。それは、友人知人でもいいだろうし、それが嫌なら専門家でもいいし、今回のようなセッションでもいいかもしれない。

今回の「マジメなアソビ」でも私自身がそうだったのだけど、例えば、自分で自分の最大限の枠を「直径1m位の球体」だと思っていたとしたら、ある人は「1辺5mの立方体」だと思っているかもしれないし、また別の人は「お前は形に見えるとかそういうんじゃないレベルの存在なんだよ!」という驚きの見積もりをするかもしれない…。

自分が決めている枠は意外と小さくて、実際に色んな方とお話して、今回の「書道×占い」のインテリア書も、今後どう発展させるか?というヒントをいただけたりしたのも、本当にありがたかったです。

今は、個人で発信できる時代になったからこそ、その分チャンスがあるということ。仕事に関しても、例えば、

・ナントカ協会に入っていないと生き残れない
・どこかの事務所に所属していなければ売れない

みたいなことは、もう無くなってきてはいますが、情報量が多くなると、どんどん埋もれてしまい、まずは「知ってもらう」という機会すら持てなくなってしまう。

今回、サンドウィッチマンのネタのツカミの

「名前だけでも覚えて帰ってください」

じゃないけど、まずは、「こんなことをやっている人がいる」と、直に見てもらえる機会をいただけたことに、本当に感謝しています。ありがとうございます!