8月の書道教室の開講日を更新しました。

カレンダーの緑色の部分が開講日です。

現在「都立大学」と「代官山」2拠点で開講しております。
無印は「都立大学」、【代】マークがある日が「代官山」での開講日です。

レッスンのご予約は、ご希望の日時を明記の上、こちらのお問い合わせフォームからお願いいたします。

体験レッスンは、毛筆:1回120分 2,000円で、ペン字・筆ペン:1回60分 1,500円で承っております。

※教室でのレッスンの代替措置として、オンラインレッスン・郵送添削も承っておりますので、詳細はお問い合わせください。

 

8月の毛筆コースの課題は、

夏侯拾芥(かこうしゅうかい)
意味:学問を修めることは大切である

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「夏侯」は、夏侯勝という中国・漢の時代の儒学者、「拾芥」は落ちているゴミを拾うという意味から、簡単にできるものという例えで使われます。

夏侯勝は、講義のたびに「学問を修めていれば、官職(役人)になるのは落ちているゴミを拾うくらい簡単」と説いていた、という故事から来た言葉です。

学生の頃、ずっと「なぜ、将来役に立たないことを勉強するんだろう?」と思っていました。
因数分解、微分積分に始まって、中国の王朝の順番、幕府が出来た年号、現代文のテストで「この時の作者の気持ちは?」という出題があった時は「そんなん知らんがな…」と憤っていました。

書道講師の仕事を始めるにあたって、古文・漢文を勉強し直した時には、サボッていた高校時代を少し後悔しましたが(笑)

大人になって分かるのは、学んで知識を得ることは生活を豊かにし、人生を面白くするのだということ。
仕事の選択肢も増えるし、生きていく上での視野も広がる、人に役立てることがあるかもしれない。

学んだことを「ゴミを拾うくらい簡単」なレベルまで昇華させるには、コツコツ積み重ねていくしかないのですが、今の時代、先人が数十年・数百年かけて研究・解明してきたことを、学習ツールの発達によって短い間で身に付けられると思ったら、こんなに近道ができるとは何てラッキーなんだ!と思います。

※「侯」と「候」との書き間違いに注意!線が一本違うだけで、全く意味が違います!
侯・・・(コウ/まと、きみ)①弓矢の的(例:射侯) ②領主・大名(例:諸侯) ③爵位の一つ(例:侯爵)
候・・・(コウ/そうろう)①きざし(例:兆候、徴候) ②気象の状況(例:気候) ③時節(例:時候)

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