松の内ギリギリですが…あけましておめでとうございます。

毎年、1月2日は「書き初め」の日と言われていますが、遅ればせながら、今年の漢字を書いてみました。

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【変】です。

なぜこの字にしたか…。
「今年から、私、変わります!」とかいう爽やかな宣言などではなく、(この仕事を始めてから、日々の変化が激しくてスリル満載なので、改めて宣言するほどの気持ちは今は全くない)どっちかって言うと、

・一見すると「変じゃね?」と周囲から思われそうなことを、真剣に考えてやってみる
・自分で「これって変かも?」と一瞬頭をよぎっても、思いついてしまったらとりあえずやってみる
・今まで当たり前だと思っていたことを疑ってみて、たまに変化球を投げてみる

というイメージです。

「様々な形で多くの人が書を楽しめるような場作りをしたい」という気持ちはずっとあるので、レッスンや講座も今まで以上に活発にやっていくのはもちろんなのですが、昨年の秋から勉強を始めている、現代アートとしての書道の可能性について、今までの書道には無かった表現をどうやって作り上げていくか?という課題とがっぷり四つで組み始める元年となりそうです。

今までに無かった表現と言っても、自分の表現は自分の中からしか出せない訳で、無いものをこねくり回して表に出したところで、その表現は枯渇してしまう。

夏休みの宿題の絵日記のネタを探しのために買い物や旅行に行く、という行為は、パッと見のネタとしては華やかではあるけれど、内容の奥深さに欠けてしまい、ネタが長続きしないのと同じことです。(…ということを、小学校の頃に母親から良く言われていて、目時家の恥部を晒す作文を度々書いていたのを思い出しました…。)

「大したことない」と、つい蔑ろにしてしまいがちな気持ちや出来事に改めて着目すること
その気持ちや出来事を、素直に自分の表現として昇華させること

は特に意識して生活していこうと思います。

とは言え、評価されて(=作品として売れて)なんぼの世界なので、内容がひとりよがりにならないように、客観的に見てもらえる機会を増やしていきたいと思います。個展は出来るかどうか分からないですが、SNSなどでの露出はもっと増やしていこうかと。

後で振り返ったときに、来年からの日本じゃないけど、目時白珠年表の中で、年号が変わるくらいのターニングポイントになっていたら嬉しい。

まずは、来週行くニューヨーク。JCATグループ展「JCAT SHOWCASE 2018 IN Tribeca New York」のレセプションへの出席がメインですが、その他は美術館とギャラリーを時間の許す限り巡る予定。
表現のヒントの宝庫、現代アートの数々を吸収しに行ってきます!