ほぼ月1回のペースで開催している講座「音と形から「五十音・ひらがな」を学ぼう」。
毎回、この講座の前半は、ひらがなの音に込められた意味を読み解く勉強会をしています。
例えば、
目と芽(外界を認識する)
鼻と花(目立つところ、中心にある)
身と実(なかみ)
のように、日本語は、人と植物を同じ視点で捉えている言葉が多く、本来の意味は実は一緒!というお話から、ひらがな一音一音の持つイメージや感覚をふくらませ、古の時代の日本人の世界観や大らかさを学んでいます。
後半は、ひらがなを書く練習。
今は「いろは歌」を書いていますが、文章を書く時のひらがなの割合は、全体の7割程度と言われているので、多少漢字が残念な仕上がりでも、ひらがなを押さえておけば、パッと見の美しさが格段に上がります。
手紙を読む相手が便箋を開いた時、上司が付箋のメモを見た時、パッと見た印象で文章を読みたいと思わせるどうか…。
第一印象で「あ、この子とデートしたい!」と思わせるかどうかと一緒です。
本当は素敵な内容の手紙でも、読む気を無くしてしまったら元も子もありません。
もちろん「いや、本当はこういういいところもあるんです」と、フォローをすることは出来ますが、スタート地点がマイナスで、プラスに持って行く作業は骨が折れるなぁ…と思ったら、相手へのマナーとして第一印象を良くすることは大切。これで損することは何もありません。
講座にいらっしゃった方からは、日常生活で字を書く時に、
「あ、ここの書き方、この前の講座で言われたことだ!」