「それ、この前言われた!」~脳内手本を思い出せたら、字は必ず上達する

ほぼ月1回のペースで開催している講座「音と形から「五十音・ひらがな」を学ぼう」

毎回、この講座の前半は、ひらがなの音に込められた意味を読み解く勉強会をしています。

 

例えば、

目と芽(外界を認識する)
鼻と花(目立つところ、中心にある)
身と実(なかみ)

のように、日本語は、人と植物を同じ視点で捉えている言葉が多く、本来の意味は実は一緒!というお話から、ひらがな一音一音の持つイメージや感覚をふくらませ、古の時代の日本人の世界観や大らかさを学んでいます。

 

後半は、ひらがなを書く練習。

今は「いろは歌」を書いていますが、文章を書く時のひらがなの割合は、全体の7割程度と言われているので、多少漢字が残念な仕上がりでも、ひらがなを押さえておけば、パッと見の美しさが格段に上がります。

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手紙を読む相手が便箋を開いた時、上司が付箋のメモを見た時、パッと見た印象で文章を読みたいと思わせるどうか…。

第一印象で「あ、この子とデートしたい!」と思わせるかどうかと一緒です。

本当は素敵な内容の手紙でも、読む気を無くしてしまったら元も子もありません。
もちろん「いや、本当はこういういいところもあるんです」と、フォローをすることは出来ますが、スタート地点がマイナスで、プラスに持って行く作業は骨が折れるなぁ…と思ったら、相手へのマナーとして第一印象を良くすることは大切。これで損することは何もありません。

講座にいらっしゃった方からは、日常生活で字を書く時に、

「あ、ここの書き方、この前の講座で言われたことだ!」

と思い出す回数が増えてきた、という嬉しいお言葉もいただきましたが、練習の回数を重ねる度に、自分の脳内手本はアップデートされていくので、理想の字形を表に引き出すことが段々容易になっていきます。この作業の繰り返しが、確実に美文字に近づいていきます。

毎回、頭と手がフル回転の2時間。次回は1/27(土)13時~15時に開催です。
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自分が好きな字を書いて、想いを形にする楽しさと喜びを学ぶ

昨日は、毎月指導させていただいている、自立支援施設「放課後デイレインボースター」の
生徒さんの作品とオカリナの演奏を見に、蒲田東フェスティバルへ行ってきました。

オカリナの演奏は、暗譜するために、毎日楽器を持ち帰っては、音源を聞きながら練習する子供たちも多いと伺っていたので、楽しみにしていたのですが、全く物怖じもせず、堂々とした演奏ぶり。
書道,学童

普段の書道の授業では見かけない表情が新鮮でした。

書道は、書きたい字とイメージを、子供たちが自分で決めたこともあり、バラエティに富んだ素晴らしい展示に!

書道,学童

カラフルな額は、今年の始めの個展でも使用した段ボール額。
今回は、色を多用したので、子供たちの作品のイメージにもピッタリでした。

他にも、ゼンダングルや革細工などの作品も。手の込んだ作りに驚きました。

自分の想いを形にして、親御さんや地域の人など、多くの人に見ていただけたことで、子供たちも喜びや自信に繋がったようです。

大切なのは常にベストを尽くすこと

昨日は、地元・岩手県二戸市出身の4兄弟バンド「SaToMansion」のライブに行ってきました。

この日のライブは、テレビ朝日で放送中の「ROAD TO EX」という勝ち抜きバンドバトルの決勝戦で、3バンドの中から、優勝バンドを決める…という構成。

SaToMansion

SaToMansionのパフォーマンスは、本当に堂々と自信に満ち溢れていて、演奏したのは5曲だったけど、まるでワンマンライブを見たような満足感。

 

結果は残念なものだったけど、正直、私は清々しさしか残っていませんでした。悔しい気持ちはどこかに吹っ飛んでいて、残ったのは、この先、彼らにしか作り出せない新しい景色を見続けていける喜びだけ。

ライブを見て思ったのは、至極当たり前のことだけど、

 

大切なのは常にベストを尽くすこと。
それでも結果がダメだったら、また新たなことにチャレンジすればいい。

 

その瞬間が自分にとって最高であれば、後悔はないはずで。でも結果がダメということは、反省点はどこかにある。毎日がトライ&エラーの繰り返し。立ち止まることさえしなければ、自ずと結果はついてくるものと信じています。

 

私は、ライブを見るといつも、励まされっぱなしなのですが、生徒さんとのレッスンも、作品を書く時の一本一本の線も、一つ一つの時を大切に丁寧に積み重ねていこうと思いました。

 

地元からも多くの方が応援に来ていて、市の副市長さん(!)など、色んな方々とご挨拶させていただきました。

「あー、二戸何にもないなぁ」と思いながら、早く東京に行きたくて仕方なくて上京した身ですが。

私もいずれ、何らかの形で、二戸のお役に立てるように頑張ります!

 

声の旧字体。

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本日から5日まで、私の地元、岩手県二戸市の石切所公民館で展示中の作品です。

今回、この題材を選んだのには理由が…。

私もよくライブに足を運んでいる、同じく二戸市出身の実の4兄弟バンド「SaToMansion」が最近リリースした新曲「VOICE」に触発されたのと、現在彼らが挑戦している、テレビ朝日の音楽番組「ROAD TO EX 2017」ライブバトルの決勝戦での勝利への願かけの意味も込めて。

ライブを見る度に「よし!おらも東京で一旗上げるぞ!」と奮い立たせられるのはもちろん、彼らの活躍は、同郷の者として本当に励みになっているのです。

作品の写真は実家の家族が撮ってくれたのですが、最近スマホに切り替えた母にとっては、この作品が撮影の良い練習台になっている模様。

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にしても肩に力入りすぎだろう、母よ…。

 

二戸も紅葉が進んで、まさに芸術の秋です。

 

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