待 2016.01.12 自分で力ずくで何とかしようとせず、相手に委ねてゆっくりと待つ余裕も大事…。 字を書いていると、途中で墨が少なくなり、字がかすれてきます。 これは、渇筆(かっぴつ)と言い、紙に「黒と白」「滲みとかすれ」があることで生まれます。 立体的な表現には欠かせませんが、字がかすれてくると、焦って、筆を紙に押しつけて早く書きがち。これは逆効果です。 墨が筆の穂先に下りてくるのを待ちながら、ゆったりと筆を運んだ方が良い線が出るのです。