人生で初めて書いたお手本

書道教室を開業してから5年半。

生徒さんやクライアント様からの要望で、さまざまなお手本を書いてきましたが、先日体験レッスンにいらした方へ初めて書いたお手本がこちら。

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令和5年詠進歌(歌会始の儀で詠まれる歌)の応募書式の提出は何と毛筆必須!
しかも、よっぽどの理由がないと代筆も不可という細かい規定があります。

宮内庁が発表している歌会始の詠進要領(令和5年)が、こちら。


歌は早々に出来たけど、毛筆は未経験という生徒さん。
これから提出期限の9月まで、小筆をみっちり特訓です!!


当書道教室に入会された会員様には、一般的に手紙で使う時候の挨拶だけではなく、仕事やプライベートで実際に使う文章のお手本もお書きしています。

「応募書類が自筆なので、何とかキレイな文字で提出したい!」
「オフィシャルな場面で自筆の署名をしなければならず、困っている」

というお悩みをお持ちの方、まずは体験レッスンでご相談ください。

お問い合わせは、こちらのフォームからどうぞ!

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必見!自分に合った書道教室の選び方

書道教室に限らず、習い事を始めたいと思ったときに、教室を決める要素は、

・料金(月謝が自分の思う予算の範囲内か?)
・場所(自宅や勤務先から通いやすい場所か?)
・目的(字をキレイに書きたい、リラックスしたい…など、自分の目標が達成できそうか?)

あたりが一般的じゃないかと思います。

でも、これらの条件が合う教室が複数あった時、何を決め手にして書道教室を選んだら良いか?

これは、体験レッスンにいらした方に良く聞かれる質問なのですが、必ずお答えしていることを3つ挙げてみました。

 

1. 基礎から応用までしっかり学べる

お手本通りに書けているか、書いた作品をチェックするだけではなく、字形・字配り・筆遣いのコツを分かりやすく教えてくれるかも大切です。

私も過去には、筆遣いや字配りを「見て盗め」と言われたこともありますが、今の時代にそれはもう通用しないでしょう。目の前で筆を動かしながら「ここがこうだからこうなる」という過程を見せてあげながら、理論的な説明ができるのが望ましいと思います。

また、新たな内容にチャレンジできる環境・カリキュラムがあるかを見るのも大切です。

当教室では、生徒さんの習熟度や目標を考慮しながら、

・基本(楷書・行書・草書・かな)
・臨書(中国・日本の著名な法帖を使用)
・創作(お手本にとらわれない自由な発想での創作)
・実用書(一筆箋を使った手紙や、のし袋の表書きなど)

こちらの中からメニューを組んで、時には書道の歴史や理論的な話も交えながら、レッスンしています。

 

2. お手本の字が好きかどうか

お稽古で毎回書く字ですから、お手本の字を「好きだなぁ」と思えるかどうかで、お稽古に対する気持ちや姿勢も大きく変わってきます。

書道教室を構えている講師は、師範という資格を持って教えていることがほとんどなので、美文字であるのは当然。

ただし、ウェブサイトに載っている様々な書道教室のお手本をよーく見比べてみると、「とめが強め」「はらいが長め」「字が力強い」「字にふんわりとした雰囲気がある」などなど、字に特徴があるのが分かります。

細かい筆遣いなどが分からなくても構いません。感覚的に、雰囲気的に「好き!」だと思える字を探してみましょう。

今は、ホームページやSNSをやっている書道教室が多いですから、ぜひ先生が書いている字を見てみることをお勧めします。

私も毎月毛筆課題をホームページにアップしておりますので、参考になさってください。

11月の開講日・課題のお知らせ

 

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3. 何やかんや言っても、結局は講師との相性

学校の先生の中でも「この先生、教え方は分かりやすいけど、何だか愛想ないんだよね」「あの先生は、専門用語連発で、ちょっと何言ってるか分からない」といった経験ありませんでしたか?

書道教室と一言で言っても、色んなスタンスで教えていらっしゃる方がいます。
こればっかりは好みもありますし、相性の問題なので、体験レッスンで教室の雰囲気を体感されるのが一番です。

ちなみに、私は生徒さん曰く「ほめて伸ばすタイプ」らしいですが、実際のところは、ほめているように見えて、めっちゃ朱入れて修正しますので、「笑顔でNGを出しまくるタイプ」だと思います。

体験レッスンで、教室の雰囲気や、教え方が自分と合っているかを確認してみましょう。

 

なお、当教室は、

・段級制度は設けていません

当教室オリジナルのメニューで、個人の特性に応じたレッスンを行っておりますので、現在は、段級制度や師範免状の交付は行っておりません。

師範を目指している方には、師範取得可能な教室をご案内しております。

実際、書道を純粋に楽しみたくて始めたのに、次第に段級取得のプレッシャーに疲れてしまい、当教室を選ばれている方も多くおられます。

習い事を始める上での目標設定、教室とのマッチングは大切ですね。


・公募展への出品依頼やお礼金制度はありません

講師が特定の団体に所属していると、定期的な展覧会への出品依頼や、それに伴うお手本代(と称したお礼金)があるという話を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、当教室はそのような制度は一切ありません。

入会金、月謝(またはチケット代)、道具代、臨書で使う書籍代以外の費用はかかりませんので、安心して受講できます。


・アットホームな雰囲気でやっています

書道教室によっては私語厳禁というところもあるようですが、私自身が、水を打ったようなシーンとした静けさが苦手なので、アットホームな雰囲気で指導しております。

もし書いていて「あっ、失敗した!」と思ったら、少しくらい声を出してもいいんです。

あまり大きな声だと困りますが(笑)周囲の人も「雑音に惑わされずに自分に集中する」という意味では、良いお稽古になります。

 

・気分が上がるお手本は何でも書きます

実用書・ペン字・筆ペンを習っている方向けに、気分が上がるお手本を書いています。

アイドルの名前も!

 

人気俳優も!

https://twitter.com/metokihakuju/status/1171034611528241152?s=20

 

公序良俗に反しなければ、何でも書きます。

このようなお手本を書いているのは、もちろん理由があります。

気分良く書けるだけではなく、(特に推しの名前は)絶対に下手に書けない!と思うので、より丁寧に書こう!という気持ちになるメリットもあります。

ただ気分が上がるだけでは終わらせません。当然、筆遣い、字配り、字のバランスは、どんな字や文章を書いていても、真剣に指導します。

 

毛筆120分のレッスンは、概ね以下のようなタイムスケジュールで進行しています。

120分ずっと書きっぱなしなんですか?~レッスンのタイムテーブルをご紹介


最近はオンラインでもレッスンを行っていますが、筆の置き方、筆運びのタイミングやスピード感など、細かいニュアンスは生で見ることでしか分からないことも沢山あります。

どうか、自分に合った教室が見つけられますように。

当教室でも以下の日程で体験レッスンを承っております。
(毛筆:120分2,000円/ペン字・筆ペン:60分1,500円)
お問い合わせはこちらからどうぞ。

書道教室〜開講日〜

 

 

11月3日(日・祝)大田区・久が原図書館で筆ペン講座の講師をつとめます

11月3日(日・祝)に、大田区の久が原図書館にて筆ペン講座の講師をつとめます。

筆ペンでお名前の書き方を学ぶ、実用体験講座です。
お近くの方も、大田区以外の方もお申し込み可能になっておりますので、是非お越しくださいませ。
※筆ペンは各自ご持参ください。

久が原サロン2019「筆ペンで名前を上手に」

日時:2019年11月3日(日・祝)14時~16時
会場:久が原図書館 2階多目的室(大田区久が原二丁目28番4号)
   東急池上線「久が原」駅から徒歩15分
   東急バス[蒲田駅(西口):田園調布駅]間「久が原特別出張所前」停留所から徒歩3分
   東急バス[大森駅(西口):洗足池]間「久が原特別出張所前」停留所から徒歩3分
受講料:1,000円
対象:18歳以上
申込方法:電話(03-3753-3343)か来館にて受付

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