昨日は、書道教室「書工房しら珠」にてプライベートレッスン。
生徒さんは、都内でエステサロンを経営されていらっしゃる40代女性。
「お客様への暑中見舞いを筆文字で書きたい」との要望にお応えして、実用書の筆ペンレッスンを行いました。
普段、カルテでメモをとることが多いものの、筆ペンで字を書くのは、年に1度あるかどうか。のし袋への名前書き以外に、筆ペンを持つことはほとんどないとのこと。
使い慣れていない筆ペンで、いきなり葉書に書くのは、スポーツ選手がストレッチせずに試合に臨むようなもの。
なので、まずは筆慣らしをしてから、文章の練習です。
縦書きの文章は、ある字を伸びやかに書くだけで、縦の流れが強調されて、文章の見栄えがグンと良くなります。
その字とは、
「しりうす」
「縦線」が伸びやかに書けないと、文章の縦の流れが悪くなり、少し読みにくい印象を与えます。また「しりうす」の書き終わりの方向がまちまちな場合、字の印象も子供っぽくなりがちです。
「しりうす」の書き終わりは、筆先を上や横に向けず、自分に引き寄せる(下に持っていく)ように意識してみましょう。
他が多少ブレていても、これらの字が書けたら、大丈夫!何とかなります。
お手本は、字典やかなの法帖を見ながら、生徒さんにイメージに近い字を選んでいただいた後で書きました。
90分のレッスンで、縦横の線の太さにもメリハリが出て、涼やかな筆文字が完成!
かもメールなどの官製はがきは、表面がツルツルしているので、筆ペンでの練習は、半紙よりもコピー用紙に書いた方が、本番に近い状態で練習が出来ます(^_^)
↑お手本も、もちろんコピー用紙に
生徒さんは、
「筆の太さのコントロールが少しずつ出来るようになったので、毎日筋トレのように筆慣らしをして頑張ります。この後、暑中見舞いを出すのが楽しみです!」
と仰っていました。
プライベートレッスンは、お好きな場所でお好きな時間に、ご自分のペースで学べます。今回のお客様のような緊急事態(!)にも、対応しておりますので、字でお困りの方、お問い合わせください(^_^)
東京・恵比寿の書道教室「書工房しら珠」では、日常生活に生かせる「趣味・実用コース」や、
プライベートレッスン、グループレッスンなど、生活スタイルに応じて各種レッスンを取り揃えております。
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