ペン字のレッスンに来られる生徒さんの悩みで一番多いのが、筆圧が強くて、すぐに手が疲れてしまうこと。
これは、ペンを強く握りすぎたり、指で押さえつけすぎることで、手に余計な力がかかっていることが原因です。
当教室では、こんなお悩みをお持ちの生徒さんに、新たなトレーニングを実践してみました。
それは…
書道用の下敷き(またはフエルト)の上に半紙を置いて、ボールペンで字を書いてみる
実際にやってみました。
【書いても疲れない!筆圧を弱めるトレーニング】
— 目時白珠@書家・書道講師 (@metokihakuju) 2019年6月27日
書道用の下敷き(またはフェルト)の上に、半紙を置いてボールペンで字を書いてみましょう✒️
筆圧が強いと、紙が破けたり穴が空いて書けないはず😭
適切な筆圧で書くと手も疲れず、字にインク溜まりもできません👍 pic.twitter.com/dwXwmNRhTO
…そう、もう今年は半年ちょっとしかないんですよ、奥様…。
このトレーニングには、油性のボールペンを使うのがおすすめです。
(動画で使用しているのは、JETSTREAM 0.7mm・黒)
筆圧が強いと、ペン先がぶすぶす紙に刺さったり、紙が破けたり、穴が空いてしまって、まともに書けないという方も多いです。イライラしますよね…。
そこで。
その前段階として、筆圧を弱くするためのトレーニングをもう一つご用意しました。
それは…
ペングルグル、紙スリスリトレーニング(略称:ペングルカミスリ)。
デスクの上に置いた紙の上で、ペンをグルグルと走らせます。
紙に書くグルグルは、大きさが揃っている必要はありません。
大切なのは、字を書こうと考えずに、小指の外側~手のひらの側面を紙にくっつけてスリスリすることに意識を向けること。
↑この赤い部分をピッタリ紙にくっつけましょう。
側面からの動画も撮ってみましたが、小指の外側~手のひらの側面がピッタリと紙にくっついているのがお分かりかと思います。肘をリズミカルかつスピーディーに動かすことがコツです。
このトレーニングは、小指側に力を入れて紙スリスリをすることで、書く時に力が入る場所を変えて、字を書く時に本来の力を加える場所を覚えさせるのが目的です。
筆圧が強くて悩んでいた当教室の生徒さんは、このトレーニングを自宅で実践し、箸の持ち方も意識した結果、筆圧の強さが軽減され、長時間字を書いても疲れなくなったとのこと。
親指・人差し指・中指に力が入った状態で字を書くと、筆圧が強くなってしまいます。間違った力のかけ方をしたまま字を書き続けると、ペンだこが出来る原因にも…。
字を書く時に意識するのは小指です!
ペンだこに悩んでいる方、字を書き続けられない方、ぜひお試しください。
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