2018年12月度の毛筆「趣味・実用コース」「趣味・創作コース」の課題は、

歳寒松柏(さいかんのしょうはく)
意味:逆境にあっても志を持ち続ける/困難な時こそ人の値打ちが分かる

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字だけを見ると、少し年末の雰囲気も漂っていますが、「歳寒」は冬の寒い季節のことで、転じて逆境や困難な出来事の例え、「松柏」は常緑樹の代表でもある松と柏、寒い季節でも緑色の葉をつけていることから、変わらぬものの例えとして漢詩で良く使われる言葉です。

「歳寒松柏」は、困難な時こそ、人としての真価が問われたり、物や人の値打ちが分かるという意味。

何らかの問題が自分の身に起きたとき、困難に負けない力を蓄えること、「何とかなる!」と腹をくくって踏ん張ること、たまには「こりゃ仕方がない!」と手放してしまうことがあったとしても、それが自分を信じて行動したことであれば、何らかの形で結果はついてきます。

「お天道様が見ている」という言葉を今ではあまり聞かなくなりましたが、周りの誰かはそんなあなたの行動を見ています。外面だけ良い行動をしていれば底の浅さを見抜かれるし、信念にもとづいた行動だと分かれば、意外な形で手を差し伸べられることだってあるかもしれません。

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