【永久保存版】しんにょうを美しく書く方法

「道」「連」「遊」などで使われる「しんにょう」。

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ペン字のレッスンでも、「しんにょう」が使われている字がお手本に登場すると、生徒さんは皆一様に苦々しい顔をし、名前に使われていて何度も書いてても「本当にどう書いたら良いか分からないんです…」というお悩みがある人も多数。

ということで、今回は「しんにょう」を美しく書く方法をご紹介します。
永久保存版です!

このページを読み込んで、練習して、苦手なしんにょうを克服しましょう。

ここから先は、ご自身で「しんにょうが使われている字」を書いてから、記事内に書かれているお手本の字と、自分の字を見比べながら読むのをオススメします。

そもそも。

しんにょうは、
①点
②ニョロニョロまたはギザギザ
③はらい   の3画で構成されています。
(※①が2点しんにょう(辶)の場合は4画になります)

特に②から③にかけて、すべて繋げて書く人が多いです。くれぐれもお間違いなきよう…。

残念な書き方でよく見かけるのが、

② 2画目の直線と曲線のコンボ
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どう書けば良いか分からないから、
2~3回横にニョロニョロギザギザさせて、雰囲気でごまかしているパターン。

③ 3画目の右はらい
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何となく方向を変えるのが良いのかもしれないけど、
どうしたら分からないから、最後をグイッと上げてみたり、
とりあえず真っすぐにしておく…という人も多いかもしれません。


ここで、しんにょうの書き方を分解していきます。

1画目
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点は斜めに書きます。

2画目
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① きつめの右上がりに線を書いて止める
② ひらがなの「く」の字を書く
③ ①とほぼ並行に短く左はらい

3画目
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①ほぼ平行に
②緩やかに右下がり
③真横またはほんの少し右上にはらう
以上の3ステップで書きましょう。

3画目は、1→2→3と、線を3本に分けて折るように書くので「三折法(さんせつほう)」と言います。


特に難しいのは、
・しんにょうと右側の字が離れてしまう
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・3画目のはらいの長さと角度

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これを解決するには、

・しんにょうの点を右側の字の近くに書く

・右下がりのはらいは、右側の字の右端まで伸ばす
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最後に、YouTubeの動画で、しんにょうの動きをチェックしてみましょう!

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「字って何カ月で上手になるんですか?」その答えは?~美文字になるための方程式

これは、度々単発レッスンにいらした方から聞かれる質問です。

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その質問に対して、私は、身も蓋もないかもしれませんが、

「人それぞれですね(ニコッ)」

と答えます。

例えば。

野球選手が素振りの練習を毎日100回しても、全員が1ヵ月後の試合で皆同じ結果を出せるとは限りません。

結果の差は、それまでの経験値や相手投手のスキルに影響されるところもあると思いますが、練習で大切なのは100回という回数ではなく、100回の内容の濃さ。
練習の内容を濃くするために必要なことは、以下のようなことじゃないかと思います。

正しいフォームを学ぶ

ただ100回闇雲にバットを振るよりは、まず基本の形を学び、その後、その人の体格やクセによって、フォームを微調整していった方が上達は早いでしょう。そのためには、選手の特性を見極めて伸ばすための適切な指導ができる指導者・コーチが必要です。

打席に立った気持ちで練習する

素振りは当然、打席に立った時に活躍するための練習なので、100回という数だけが目的になってはいけません。
どの世界でも「練習は本番のつもりで/本番は練習のつもりで」と言いますが、試合のことを想定しながら、1球1球に集中することが必要です。

常に自分のフォームを見直して回数を重ねる

練習をした後の振り返りは必要です。自分のどこが良くてどこが悪いかをチェックして繰り返し修正することで、スキルが上がっていきます。また、トレーニング方法は時代によって新たなものが次々と編み出されてくるもの。基本は大事にしつつも、旧来のやり方にとらわれすぎず、新しい方法も取り入れてみる柔軟さも大切です。

一生懸命練習することは大切ですが、中身の濃い練習ができて初めて「練習はウソをつかない」という言葉が生きてくるんじゃないかと…。

とは言え、やっぱり「センス」って大事でしょ!?と言われることもあります。

確かに元々もって生まれたもの「向き不向き」「得意不得意」も多少影響はあると思います。

私は今武道を習っていますが、運動系の部活に所属したことがなく、学校の体育をどうやってサボるかを考えてきた人間は、そもそも体を動かすことに慣れていません。
なので、剣術の動きや空手の型を覚えの悪さは本当にひどい。センスなさすぎ。頭と心と体の回路が全然繋がっていないさまは、毎回自分でもあきれます。

これを解決するには、回数を重ねるしかありません。(師匠に「どうしても覚えが悪いのです。やっぱりセンスとかあるのでしょうか…」と聞いてみましたが、「回数重ねるのみですね」とバサッと斬られました (笑))
覚えの悪さは回数でカバーするのみ。これに尽きます。

  

ここで冒頭の「字って何カ月で上手になるんですか?」という回答に戻りますが、美文字になるための練習に限らず、習い事が上達する方程式はこんな感じかと思います。

(理論+目標+問題意識+実践)×時間

先ほどの素振りの話をこれを字に置き換えたとき、

■理論
字を美しく書くためのコツを、講師から学ぶ
(書く時の姿勢、字形、余白の取り方、線の引き方など)

■目標
字を書くことで自分がどうなりたいか?という目標を明確にする
(字が上手になったら手紙を書きたい、字にコンプレックスがあるので自分に自信を持ちたい、定期的にリラックスする時間を持ちたい、など)


■問題意識
自分の字のクセを知る、どこを直したいかを明確にする
(字が小さい/大きい、字が雑に見える、など)

■実践
筆記具に慣れる、書く回数を増やす、箸の持ち方を意識する

といったところかと思います。

例えば「1ヵ月で必ず上達します!」と言っても、1カ月をどのように過ごすかで結果が変わってきます。

上達するために大切なのは「継続」。それが例え、1日5分、日が少し空いたとしても月に2回は必ず…というように、細く長くでいいので続けていれば、ゼロよりは確実に進歩します。

この時やらかしがちなのが、一気にまとめて練習しようとすること。
テスト勉強で身についた一夜漬けの知識が、後々頭に全然残らないように、短期集中で学んだものは、その場はしのげても、長期的に使えるスキルとして身につく可能性は低いでしょう。

このタイプの人は、完璧主義の人にも多いので、ちょっとでもダメだと思った時に一気に失速しがち。スピードはゆっくりでもいいので、気長に続けるくらいが丁度よいです。

すると、いつの間にか

「あれ?なんか、私の字、上手くなってるじゃん!」

と気づく日が訪れます。
その「いつ」かは、人によってまちまちですが、当教室の場合、1年以上レッスンに通っている生徒さんの多くは、年2~3回くらいのペースで仰っています。

 

最後に、あえて字を書く練習をするのが面倒な人でも出来る、ちょっとの隙間でも出来る練習方法を書いておきます。

ご飯を食べるときの、箸を持ち方を意識する
⇒お箸の正しい持ち方とペンの持ち方はほぼ一緒。
正しい位置と軽く持つことを心がけると、ペンを持つときも楽になります。ペンだこも回避!

https://twitter.com/metokihakuju/status/1135099383538520064

■付箋に書くメモをちょっと時間をかける
大切な人に書く気持ちで、ペンを動かすスピードを少し遅らせてみましょう。紙にペンを置いた瞬間、角を折れる時に一旦休むだけでも字にハリがでます。いつもより5秒~10秒程度余計に時間がかかったところで、誰にも迷惑をかけませんし、死にゃあしません。

  

まずはお名前をきれいに書くところから始めてみませんか?
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書いても手が疲れない!筆圧を弱めるトレーニング

ペン字のレッスンに来られる生徒さんの悩みで一番多いのが、筆圧が強くて、すぐに手が疲れてしまうこと。

これは、ペンを強く握りすぎたり、指で押さえつけすぎることで、手に余計な力がかかっていることが原因です。

当教室では、こんなお悩みをお持ちの生徒さんに、新たなトレーニングを実践してみました。

それは…

書道用の下敷き(またはフエルト)の上に半紙を置いて、ボールペンで字を書いてみる

実際にやってみました。

…そう、もう今年は半年ちょっとしかないんですよ、奥様…。

このトレーニングには、油性のボールペンを使うのがおすすめです。
(動画で使用しているのは、JETSTREAM 0.7mm・黒)

 

筆圧が強いと、ペン先がぶすぶす紙に刺さったり、紙が破けたり、穴が空いてしまって、まともに書けないという方も多いです。イライラしますよね…。


そこで。

その前段階として、筆圧を弱くするためのトレーニングをもう一つご用意しました。

それは…

ペングルグル、紙スリスリトレーニング(略称:ペングルカミスリ)。


デスクの上に置いた紙の上で、ペンをグルグルと走らせます。
紙に書くグルグルは、大きさが揃っている必要はありません。

大切なのは、字を書こうと考えずに、小指の外側~手のひらの側面を紙にくっつけてスリスリすることに意識を向けること。

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↑この赤い部分をピッタリ紙にくっつけましょう。

側面からの動画も撮ってみましたが、小指の外側~手のひらの側面がピッタリと紙にくっついているのがお分かりかと思います。肘をリズミカルかつスピーディーに動かすことがコツです。


 


このトレーニングは、小指側に力を入れて紙スリスリをすることで、書く時に力が入る場所を変えて、字を書く時に本来の力を加える場所を覚えさせるのが目的です。

筆圧が強くて悩んでいた当教室の生徒さんは、このトレーニングを自宅で実践し、箸の持ち方も意識した結果、筆圧の強さが軽減され、長時間字を書いても疲れなくなったとのこと。

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親指・人差し指・中指に力が入った状態で字を書くと、筆圧が強くなってしまいます。間違った力のかけ方をしたまま字を書き続けると、ペンだこが出来る原因にも…。

字を書く時に意識するのは小指です!

ペンだこに悩んでいる方、字を書き続けられない方、ぜひお試しください。


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指が痛くならない!正しいペンの持ち方とブレない線の引き方


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7月は6日(土)、14日(日)、28日(日)、31日(水)に開催!

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