ジュリーの話を引っ張ってしまってアレなんですが。

コンサート翌日、添削指導に行った教室で、先生方やスタッフの皆さんから、

「今日は、仕事が手につかないんじゃないですか?」

と言われたのです。

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あー、そう言えば。
確かに、会社員時代は、ライブやお芝居を見た後は、仕事が手に付かないということが多かったです。ほぼ週1ペースで、会社を定時に出てダッシュで下北沢に行ってライブを見たり、何かしらお芝居を見に行ったり。

時には、午後半休を取って飛行機でピューンと地方に行ってライブを見て、帰りは深夜バスで東京に戻ってきて、翌朝しれっと会社に行く「エクストリーム遠征」など…。今考えると、よくそんな体力があったなぁと思うけど(苦笑)

翌日は、だいたい頭と心がポワーンとして、前の日の余韻に浸りつつ、とりあえず、椅子に一日無事に座っているのが今日の仕事!と思って過ごしていました(笑)

ところが、今はそんなことは無くなりました。そりゃあ、個人事業主たるもの、ボーっとしていたら何の収入にもならないので、当たり前なのですが。

昔は心身すり減らしていたのか、何かを見に行くことで「無くなったものを補充する」という気持ちが多くて、「あー!これでしばらく仕事頑張れる!」とその時は思うけど、すぐに切れてまた補充するという繰り返し。仕事とプライベートのバランスが悪く、趣味に依存している部分が多かったような気がします。

当然、今も、ライブやお芝居や落語など、特に生で見るものは大好きなので、たまに足を運びますが。好きなことを純粋に楽しむ気持ちは変わらないものの、以前のような、

「無くなったものを補充する」

ではなく、

「自分の仕事にますます張りが出る」

「こういう考え方や生き方は憧れる、真似たい、活かしたい」

という感覚の方が多くて、自分の興味や心の欲求に従って見たものを自分の中に取り込んで、エネルギーに変えられているような気がします。

今の仕事をしていても、当然疲れるときは疲れるし、悩みも尽きないのだけど、疲れ方は明らかに異なっています。だから単に「好きなことを仕事にした方が良い」とかいうことではなく、どんな仕事であれ、自分の興味や心の欲求が満たすことが出来れば、仕事、趣味、プライベートそれぞれで得たプラスのエネルギーが上手く循環するようになるのだろうなぁと。

なので、件の添削指導も、いつにも増してとても捗ったのですが、ジュリーの魅力を熱く語りまくってしまったので、周りの方々にはご迷惑だったかもしれません。ごめんなさいm(_ _)m