豊~書道は最高の美容液!?~

【豊(ゆたか、ほう)】

元々の形は、穀物が豊かに実る様子を表わすので、穀物の部分をふくよかなイメージにして書いてみました。

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デザイン書道のワークショップや、筆ペン・ペン字の1dayレッスンなどで、「こんな方が参加したら楽しめるんじゃないかしら?」と想定した中に、

「好きな芸能人の名前の一文字を書いて、眺めながらニヤニヤしたい方」

と、こっそり書いております。

例えば、竹野内豊を好きな人が(水谷豊とか武豊とか山川豊でもいいんです)楷書体で書いた「豊」を飾ると「いかにも」な感じになってしまうけれど、デザイン要素を入れてみると、人知れず「豊」を眺めてニヤニヤ出来ます。

好きな人の字を書く時は、相手のことをより強く思うから、絶対に適当には書けません。
下手なことが出来ないからこそ、より思いがこもります。

書道は、幸せホルモンと言われるドーパミンが放出されるとも言われるので、好きな人のことを思いながら書を嗜むのは、最高の美容液になります♪

「書道」や「剣道」「柔道」「茶道」など、「道」を極めるには、技術を磨くだけではなく、精神の鍛錬、体力も必要。

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「道」の名の付くものは「心技体」を一致させるのが重要で、日本人にとって大切な価値観とも言われますが、

レッスン中…

「あー、それ、箸の持ち方と一緒なんですね」
「その形、ダンスのレッスンでも習いました」
「それと同じこと、ヨガの先生に言われました」

といった声が良く聞かれます。

書道で学ぶ技術、姿勢、自分の字との向き合い方などは、様々な習い事で学ぶことや、日常生活での気づきなどとも共通点が多いです。

このような会話をする度に、人間が生きていく上で本当に大切なことは世界共通で、しかも数もそれほど多くないんだろうなぁ…とつくづく思います。

実は、両手で足りるくらいなんじゃないかしら?

【ペン字・筆ペン1dayレッスン】「子」を書くのが好きになりました!

先日の書道教室「書工房しら珠」のお名前書きレッスンで、

「レッスンのおかけで『子』を書くのが好きになりました!」

という嬉しいお言葉をいただきました。

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「上達しました」という言葉をいただくのも嬉しいのですが、それ以上に「好きになった」と言っていただけて、心にガシガシ響いた私は涙目(T_T)

「字の上達」は、書道を教える者として当然の役割ですが、まずは「字を書くことを好きになってほしい!」という想いでレッスンしています。

毎回のレッスンでも直筆のお手本を書いていますが、生徒さんには、お手本そっくりに書くよりも、字の基本ルールを学んでもらいながら、その人らしさが字に存分に出ること、想いのこもった字が書けるようになることがゴールの一つだと思っています。

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↑なぞり書きを全くしなくても、たった一度のレッスンで、見違えるように字が変わります。

全国ウン百万人の○子さん、金子さん、益子さん、庄子さんなど、苗字に「子」をお持ちの方必見!
90分で必ず結果を出す「ペン字・筆ペン1DAYレッスン」は、お手本2種つきです。

書道教室〜ペン字・筆ペン1DAYレッスン〜

通常、書道教室「書工房しら珠」の開講日にレッスンしておりますが、土日祝日をご希望の方もお問い合わせください。

書道教室〜開講日〜

お申し込み&お問い合わせはこちらまで。

ものまねタレントの芸から臨書を考える

先日、急に、何故だか全く分からないのですが、
「神奈月がマネする武藤敬司って、実物と比べると似てないけど(←失礼)やっぱり、似てるよなぁ…」
と、ぼんやり思っていたのです。

 

書道で必要な学習の一つが、臨書(りんしょ)
日本や中国の古くから伝わる古典を真似て書くことですが、多くの著名な書家が、同じ古典を臨書した作品を見てみると「本当に同じ古典を見たのかしら?」と思うくらい、見た目が全く違ったりします。

でも、やっぱり似ているんですよね。それは、
筆遣いや字形はもちろんのこと、時代背景や人物像等々、あらゆる面から作品を学んでいるから。
 

書家によって、

作品や人柄のどこを見ているか?
自分がどこにシンクロしているのか?

の違いが、見た目の違いとなって、様々な表現が生まれるのだと思います。

 

で、さっきの神奈月…というかモノマネの話に戻ると、例えば「森進一」のマネする人は数あれど、様々な面から研究しつくした上で、シンクロする場所が違うから、

色々と似過ぎて、感動の域に達するような芸をする人もいれば(コージー冨田、青木隆治タイプ)
自分なりのエッセンスを入れて、面白さを追求する人もいます(コロッケ、神奈月タイプ)

どんな振り幅があっても、本人への尊敬の念や大好きという気持ちが伝わってくるのは、見ていても面白いし大好きです。

・相手を様々な面から研究すること
・作品や人物へのリスペクト
・シンクロのしかたと表現のしかた

このような最低限のルールがあれば、表現のしかたは人それぞれでいいじゃない!という面で、臨書との共通点を感じたのでした。

 

今日は王羲之の「蘭亭序」の臨書をしています。


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「蘭亭序」は、曲水の宴で王羲之が酒に酔っていた時に書かれたもの(しかも本番ではなく草稿!)。もっとラフに肩のチカラを抜いて書くと、より近づけるのでは?と思います。